この世界に、光など存在しない。僕の体に刻まれた六つの冥界を巡った前世の記憶。そのどこを見ても、きっと殺戮と悲鳴が渦まく闇の世界だ。だから僕は知っているのです、「この世界に光はない」と。ならば、僕の手で何もかも真の闇に塗り潰しあげましょう。それが僕の、僕を生み出したこの世界への、復讐なんだから。
骸・闇の向こうに
犬:こっちです、骸さん。どうですか、ちょっとぼろいけど、広い(しゃあ?)。
69:放置された複合娯楽施設ですか。ここは、映画館だったようですね。
犬:屋根はあるし、誰も来ないし、面白そうなもんいっぱいあるし。
69:え。隠れ家としては申し分ない、これだけの広さがあれば、わなも張りやすいでしょう。よくやりましたね、犬。
犬:hehehe、骸さんに褒められた。
柿:偵察中に道に迷って偶然に見つけただけだろう。逸れた犬を探すのは面倒かった。
犬:うるさい。柿は俺が見つけたボーリング場で遊ばせてやらせねえ。
柿:いいよ。やらないから。
犬:後から頼んできてもやらせないからな、絶対絶対やらせない。
柿:骸様、これからの行動は。
69:そうですね。僕たちの持っている情報は少なすぎます。まずはボングレ十代目を特定しなくては。
犬:そこらにいるやつ捕まえて吐かせばいいじゃありませんか。
69:それは難しいでしょうね。ボングレ十代目が日本にいることはボングレの上層部しか知らない最高機密らしい。ボングレと言えば、イタリア最強のマフィア、当然敵も多い、次期ボスを狙い者たちから守るため、慎重になっているんでしょう。かなり高明に通常隠して生活しているのではないでしょうか。
犬:じゃ、どうやって探すのですか。
柿:犬、骸様にはお考えがある。
犬:あ?どんな。
69:クフフフ。どんなに隠しても、マフィアと言うものは、隠しきれない気配があるものです。ボングレ十代目の周りにも、そうしたものがつきしたがったはずです。つまり、それなりの腕を持つ者たち。
犬:それって、強いやつを探せばいいってことですか。
69:闇曇に戦っていては、向こうにも気付かれる可能性がある、ある程度、絞り込んでから、派手に誘き出すことにしましょう。今まだ、こちらも足元を畳めます。隠れ家も見つかったことですし、少しゆっくりしましょう。
犬:俺は早く戦いたいです。
69:焦らなくても、そのうちにあえますよ。最高の獲物に、ねえ。
69:気分はいかがですか、ランチヤ先輩。
L :何のようだ。
69:やれやれ、嫌われたものですね。昔はあんなにかわいがってくれたのに。
L :あのころは、お前のことを弟のようにおもっていたからだ。昔はファミリー俺をしてくれたように、匂いのないの子供のお前にも、居場所を与えられたと。
69:クフフフ。懐かしいですね、あなたは本当によくしてくれました。
L :あの時、お前の正体を見抜けていれば、ファミリーの仲間は。
69:無駄ですよ。あなたには、どうしても僕を止めることなどできなかった。僕の狙いは、最初からあなただったですから。
L :なに!
69:北イタリア最強の男と言われるあなたの手に入れれば、いろいろと使い道がある。現に、あなたは今までとても役に立てくれています。
L :俺を利用するために、ファミリーまで。
69:もちろん、それもありますが、ファミリーを潰したのは必然だ。言ったでしょう、ボブはマフィアを憎んでいる。これ世から抹殺してしまいたいくらいに。
L :…
69:クフフフ。そして、今度の相手は、ボングレファミリーです。
L :あ?!
69:大きな獲物でしょう。またあなたにも、力を貸してもらいますよ、先輩。
L :お前は、まだ俺に無理な殺戮させるするつもりか(?)
69:え、でもボングレ十代目は生きて捕らえなければ。ねえ、先輩、知っていますか。ボングレのボスは、代々不思議な能力を使えるそうです。どんなものかがわかりませんが、その力が、ボングレを支えているのは確かでしょう。実に魅力的だ。
L :まさか、俺のように操るつもりか。
69:え、そうです。ボングレの力を使って、ボングレを消し去れ、クフフフ、想像するだけで楽しいですよ。まあ、実際にその力を見てみないことには、どれほどの利用価値があるかはわかりませんが、あなたの出番がきたら、呼びます。それまで、ここでおとなしくしいてください。
L :なぜだ。
69:なんです。
L :俺は、もう随分長い間、お前に憑依されている。だからか、お前をひどく身近に感じる瞬間がある。
69:お?
L :お前は、口ではマフィアを憎むと言うが、俺には、お前の中はからっぽに見える。
69:…
L :そのマフィアに対する執着さえ、本物なのか。お前が本当に壊したいものは何だ。
69:クフ。面白いことを言いますね、本当に少し、近くいすぎるせいでしょうか。クフフフ、いいでしょう、知りたいですか。僕の中の闇を、その果てを。
L :骸、お前は。
69:怖いですか、僕に。そうでしょうね、あなたには到底、理解などできないのだから。あなたは僕の命ずるまま、戦ってくれればいいのです。期待していますよ、先輩。
犬:ジャパンねの学校の制服って変ってる。あ~だめだ、首のところ苦しい、外して。あれ、柿は外せないの。
柿:このままでいい。
犬:あ~まあいいけど。しかし、まさか学校に行くなんて思わなかった。俺らには全然関係ない床だってと思ったのにな~黒曜中学、面白そう。
柿:本当の学生になるわけじゃない、情報収集の一環だ。
犬:わかってるって、でも、ちょっとぐらい楽しんでもいいじゃんか。
柿:ふん~とにかく、気を抜くなよ。
犬:はいはい。飯でも食うか。何かできてあるか。ねえ、柿。
柿:なに。
犬:骸さん、何で俺たちを助けてくれたんだろう。
柿:今回の脱獄のこと、それとも、あのときのこと。
犬:両方。俺たち連れていくより、骸さん一人のほうが楽じゃない。なのに、なんでかなあって思ってたんだよなあ。
柿:わからない。
犬:あ?柿ていうがわからねえじゃ、俺もわからねえ。骸さんに聞くのもなあ。
柿:骸様がどう思っていても、付いていく、それだけだ。
犬:まあねえ。骸さんのためなら、俺命賭けられるもん。マフィア打っ飛ばすのも気分いいし。
柿:やりすぎて暴走するのよ、犬はいつも、途中で見境がなくなる。
犬:そんなことありません。柿こそ、やられなよ。
柿:余計なお世話。
犬:上の人はお友達、首を洗って待ってねえ、順番に相手するから。
L :これでわかったはずだ。貴様ら生き残る道はない、希望は捨てろう。
柿:骸様の、命令だ。
69:そう、僕は本物の、六道骸です。
27:骸、お前を倒さなければ、死んでも死にきれねえ。
27:あ~~
R :手が止まってるぞ、ダメツナ!
27:あ…いたたた…なにするんだよ、リボーン。
R :お前が勉強中に、上の空になっているのが悪いが、真面目にやれ。ただでさえ、黒曜中の連中との戦いが、そのごろ筋肉痛で倒れあがって、[没听清orz]
27:わざとサボったわけじゃないだろう。あの時は、本当に死ぬかと思ったんだから。そっとくらい休憩したって。
R :だめ!
27:あ…いたたた…
R :まったく。何を考えてあがったんだ。
27:うん…骸たち、どうなったんだろうって。
R :まだその話か。お前が気にすることねえといっただろう。
27:気になるよ。それが敵だし、あやつらはしたことが許さないけど。でも…
R :余計なことを考える余裕があるなら、追加だ。これもやれ!
27:えええ!これ、全部?!
R :今日中に全部だ、やれ!できなかったら、どうなるかわかってるな。
27:え!やればいいんだろう。やれば…
R :綱の死ぬ気の炎によって、どす黒いオーラを浄化された骸に、どんな変化が起こるかはわからない。何もかわらねえかも知れねえ。だが、いつかどこかで、再びあうこともあるかもな。
69:千種、千種、起きてください。
柿:…犬…骸様!
69:そう、僕です。犬には申し訳ないが、しばらく体を借りました。
柿:骸様は、今どこに。
69:近くの独房ですよ、ご丁寧に監視カメラと監視が見張っていますが、僕の能力があれば、こうして気付かれずに来られます。ところで、ケガの具合はどうですか。かなり無茶をしましたから。
柿:大丈夫です。
69:犬も何とか動けるようです。ランチヤは近くにはいないようです。あるいは、ここへは入れられていないのか。まあ、それはそれで仕方ありません。僕たちだけでも、脱出しましょう。準備ができ次第、連絡します。それまで、辛抱してください。
柿:骸様。
69:なんです。
柿:いえ。なにか。骸様がいつもと違う感じがするので。
69:クフフフ。そうかもしれませんね、なぜかわかりませんが、僕は今、とても気分がいいんですよ。
柿:骸様…
69:これも、ボングレの力ならでしょうか。そうならとしたら、ますます手に入れたくなった。
柿:骸様…。
69:そのためにはまず、ここを脱出しなければ。付いてきてくれますか、千種。
柿:はい。
あの一瞬、僕は光を見たかもしれません。
戦いの中にひらめく熱い炎は、彼の命の輝き。
その熱を、僕はもう一度、この目で確かめたい。
まやかしではなく、そこにあるのだと。
僕はまた、君の前に立つことになるでしょう。
そのときのくるまで、今は、この闇の中で眠れろう、悪くはない。
やがて、眩しい光に目覚めさせられるまで。
posted @ 2008-06-05 23:39
狐狸仙人 阅读(96)
评论(1) 编辑 收藏 所属分类:
日语 网摘收藏