。。。。。(お酒の名前とお勧めの酒類)僕、由利と言います。由利潤一郎。
(心の中:チューリップのくせに、由利なのか?)真行寺と申します。
真行寺さん~真行寺さん~言えにくいけど、素敵なお名前ですね。
あのう、それでご用件は?あまり時間がありませんので。
僕を、見てたでしょう?真行寺さんの視線、感じたから。
あっ、それは。。。。。。知り合いによく似ていたものですから。
え?えっ、知り合いに似てた?
あの。。。。
僕が誰かに似てるなんて。。。。。。そんな。。。。馬鹿な!
あっ。いや、私の気のせいだったようです。その、あなたの鮮やかな色の服にめがいで、つい見てしまいました。すみません。
なんだ。僕のセンスに驚いたんですね~良かった~僕に似た人がいるなんて、すごいショックだったから。僕、個性ってすごく大切だと思うんですよ。誰かと似てるってことは、僕がいないってことでしょう。それは僕にとって、アイデンティティの崩壊よう意味するんです。ほら、自分のドッペルゲンガーを見ると、死ぬっていうでしょう~でも、僕は、自分ときゃランが被った人を見たら、ショックで死んじゃうな。
そうですか。。。。。
いいでしょう~これ、朝起きたら、久しぶりに空が青くて、春だなぁ~って思ったんですよ。だから、ね~チューリップをイメージしてみたんです。分かりました?
すごくよく分かりました。
あれ?なんだか顔色が悪いけど、大丈夫ですか?
すぐに良くなります。ここから出さえすれば。。。。。。
多分僕のほうが、先に真行寺さんを見つけたんですよ。
は?
真行寺さん、交差点で立っている時、空を見上げてたでしょう?あのとき、ちょうどね~真行寺さんのところだけ、雲が晴れて、光が当てたんですよ。レンブラントこうって知ってますか?天使のは梯子とも言うんだけど、
私はそういうのはさっぱり。。。。。。
画家のレンブラントが良く使った手法で、宗教がどかで、神様とか、天使とかの上に降っている光なんだけど、ちょうどね~そんな感じたったんです~。真行寺さんが空を見上げてて、そこだけ、光が当てたね。とてもきれいでした。顎を上げて、背筋をすっきり伸ばして、キモチ良さそうに眼を閉じてて、あ~~~いいなぁって、そうしたら、真行寺さんが僕を見たんですよ。本当天使みたいな方で、もうどきどきしちゃいました。
俺はスーツを着た普通な男です。。。。。。
はは、天使だって、現代化しますよ。スーツもなかなかいいですね。真面目な天使って感じ~
当たり前ですか?羽もありません。
だから、ほら、地上に降りた天使なんです。
眼鏡かけた天使?
それもありでしょう!仕事熱心な天使ってことで!
(心の中で:話にならない。妙な格好の男に喫茶店に連れ込まれて、ケーキだらけの皿の前に天使の話か!いい加減にしろ!)失礼する!
えっ?!お帰りになっちゃうんですか?もっとお話しましょうよ~!
申し訳ないが、貴方と俺の間に会話が成立しているとは思えない。ほかの誰かを当たってくれ。
僕は、真行寺さんとお話がしたいんです!
どこなの、語尾を伸ばすな!軟派なら軟派らしく、正々堂々と、婦女子を誘え!君のファッションセンスは承服しかねるが。其の顔なら、たやすく引っかかるだろう
婦女子って?真行寺さん、若いのに、デートとのフレーズを、でもまあ、ほめてくれてるんですよね!ありがとうございます!でも、なんか、複雑な褒め言葉。
とにかく、俺は失礼する!俺には仕事がある。君のよた話に付き合っている暇はない。
真面目だなぁ~
これは普通なんだ!君も浮かれてないで、早く正気に戻れ!
え?だって、春だし。
春過ぎる!