何気なく辞書で「虫」の項を引いてみたら、いくつかの説明の中でしっかりと「潜在する意識。ある考えや感情を起すもとになるもの。古くは心の中に考えや感情をひき起こす虫がいると考えていた」と書いてある。いわば、いつもでありながら、とくに四十代に突入した頃に僕は頭ではなく体のほうを信じるようになった。それまでの自分を振り返って、理屈で動くとロクなことはなく、体よりはどちらかというと、直観に従ったほうがわりと正解になっているように思ったからだ。頭はよくない。いまは体のほうがまだしも頼りになりそうだ、と思ったからだ。
今にして考えれば、腹の虫の声によく耳を傾けようと思ったわけだが、増長させているかもしれない。虫が好く。こういう感じで人間関係を築いてきた。おかげで僕は、文筆業者(言葉のプロ)というタイプの多くの友人に恵まれている。学者ではないと僕は誰に対しても言うが、「日本的」肌感覚を掴む、その一点ばりには舌を巻く思いも時々ある気がする。日本というファンターシー的な実像に少しでも迫ろうとアプローチをかけたいものだ。今日もなにかと書き続けている。
卓越网《感悟日本》中日双语图文读本

posted on 2008-06-17 23:38
amao2008 阅读(1299)
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