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ギュンター:あ、陛下、陛下、陛下、陛下
有利:ギュンター、無事だったんだな、じゃなくて、あれは何何だよ、どうして軍艦なんかつれてきたんだ
ギュンター:人間に箱を所有させるわけには、まいりません
有利:だからって
グエンダル:このものは
ユッザク:あれ、白羽と便に書き忘れだっけ、大賢者様ですよ
ギュンター:なるほど、大賢者様、ええ
村田:どうも
グエンダル:大賢者だと、確かに瞳は漆黒だ、しかし
ギュンター:この痛みまくった金髪、とても大賢者様とは
村田:失礼な、脱色(だっしょく)込みで一万二千円申したのにさ、確かこの辺に、はい、学生証
有利:何でそんなものがこんなところに
村田:どんな時でも、学生証携帯するのは極正しい高校生の義務だよ
ギュンター:双黒、この気品(きひん)と慈愛(じあい)に満ち溢れたまなさし、よくぞお戻りになられました、猊下、お帰りになさいませ、大賢者様
二人:はぁはぁ
ギュンター:そうだったのですか、間違った鍵で箱を開けるとは、なんと愚かな
有利:おっ、この声は
ギュンター:あ、そうでした、あれは
有利:えっ、モルギフ
ギュンター:陛下に会いたがってうるさかったので、つれてきたのです
村田:ええ、君、ずいぶん変わったね、昔は発光(はっこう)の美少年剣だったのに
有利:そうなの
村田:ああ、声だってよく通るカウントテナーだったよ
有利:それはそれで気持ち悪いかも、それよりみんな、手伝ってくれ
ギュンター:なにをでしょうか
有利:あの箱のせいで、こんななっちゃったんだ、物資も人手もぜんぜん足りないよ
ギュンター:箱を開けたのは人間自身です
有利:でも
村田:カロリアの民は被害者だよ
ギュンター:猊下
グエンダル:陛下と猊下の決定に逆らうものはいない、しかし、この国の民は本当にそれを望んでいるのか
有利:えっ
有利:みんな、物資が届いたぞ、あれ、どうしたの
カロリアの民:魔族の旗らしい、魔族がこんなに大凶して、カロリアは本当におしまいだ
有利:ちょっ、ちょっと待ってよ、これは
グエンダル:魔族と人間が分かり合えるはずがない、力を貸すだけ無駄だ
有利:そんな
フリン:みんな落ち着いて、彼らは敵じゃないわ
カロリアの民:奥方様何をおっしゃる、やつら忌む(いむ)べき魔族ですよ
フリン:何を言ってるの、あなた方は彼らに助けられたんでしょう、種族など関係ありません、人間の中にも、心に魔を宿したものがいます、魔族の中にも、美しい心を持った人たちがいる、あなたたちにはそれが分からないの
女の子:お兄ちゃん、魔族なんだ
有利:うん、そうなんだ
女の子:だったら怖くないよ、私、お兄ちゃん大好きだもん
有利:あ、ありがとう
フリン:ここは魔族のみなさんの力をお受かりしましょう、いいですね
カロリアの民:ま、そういうことなら
有利:じゃ、みんな、頼むよ
兵士:は
有利:フリンさん、サンキュー
フリン:お礼を言うのは私のほうよ、本当にありがとう
有利:ああ
ボルフラム:この浮気もの
ギュンター:一息(ひといき)ついたところで、お話があります
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