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ジューリア:いい香り、ありがとう、アダルベルト
アダルベルト:その辺に咲いていたの、適当に抜いてきただけだ、そんなもんに何がいいのか、まったく女ただは分からんものだ
ジューリア:それでどうしたの、こんな時間に
アダルベルト:近くもてきたんだなあ、この情勢だ、またいつ会えるか分からんだろう
ジューリア:戦は、また続きそうなのね
アダルベルト:人間どもが、予想以上の生きがいが見せているからな、心配いらん、じきこちらの勝利に終わる、そうしたら、正式に結婚も
ジューリア:魔族も人も、みんなが幸せになれる時代がきっと来る
アダルベルト:うぉ
ジューリア:昨日、コンラッドとそんな話を
アダルベルト:聞いたのか、ウィラキョウは
ジューリア:はい、戦に赴く(おもむく)前に、挨拶があった
アダルベルト:そうかな、しかし相変わらず、あまいことを思い、最前線に赴くやつが、そんなことで戦えるのか
ジューリア:あまい
アダルベルト:魔族も人も、互い道もを長いすぎた、今さら分かり合うことなら
ジューリア:そうかしら、確かに時間はかかるかもしれない、それまでに、多くな争いを繰り返ねし、より多くな誤解が、悲しみが生まれるかも、それでも、いつか、全て分かり合える、そんな日が来るのではないかしら、私は、そう信じてるの、いつか、きっと
ダカスカス:ひひふ、ひひふ、ひひふ
ボルフラム:そうだ、舟を漕ぐ時は、その呼吸だ
ダカスカス:ひひふ、ひひふ
ギゼラ:閣下、それ、違います
ダカスカス:あ、閣下、あれ
地の果て
ユッザク:どうする、坊ちゃん
有利:九回裏、逆転さようならホームランってこともあるんだ、試合は最後まで諦めない
ユッザク:このようにさようならってこともありそうですけどね
有利:いざとなったら、何とか自分で魔力を使って
村田:渋谷から目を離さないように、魔力を使おうとしたら、すぐとめて、いいね
ユッザク:ええ
マクシン:静まれ、静まれ、静まれ、諸君らは、さっきの戦いで、われら小シマロンと敵対し敗れたものたちだ、軍人ならば、捕らばのまま生き伸びるむざな身をむれいむ日はないことと思う
フリン:よくもそんなことを
マクシン:だが、諸君も現在この小シマロンをはじめとする大陸全域が魔族との戦いに向け、一案となっていることがお聞き及びだろう、その戦いの準備は今まさに整った、流れんその続けたものをついに小シマロンのサラレギ陛下がお手にされたのだ、われら人間に多いなる力を持ったらしい、虎視耽々(こしたんたん)と世界を狙う、邪悪なる魔族を打ち倒す契機である
有利:魔族が邪悪
フリン:えっ
有利:虎視眈々と世界の支配を狙ってるって
ユッザク:陛下
有利:あの人たちも、自分を捕まえた相手の言うこと、何で黙って聞いてるの、魔族の悪口言って出るから、魔族を倒すって言ってるかよ
ユッザク:陛下、落ち着いて
有利:あんたたち、真魔国に来たことあんのかよ、俺と、俺と話したことがあんのかよ
フリン:私も、あの人たちと同じだったかもしれんな
有利:えっ
村田:残念だ、非常に残念だ、だがしかたない
有利:村田
村田:これが現実なんだよ、渋谷
有利:えっ
村田:何度も裏切られるよ、きっとこの先何度もね、その度に君は傷つく、でも、本当に傷つくのは君じゃない、君を信じて着いてくる民だ、そして、それを避けられるかどうかは、国を治めるものの力量(りきりょう)にかかっていた、命を賭す(とす)こともあるかもしれない、大切なものを失って後悔するかも、渋谷、それをしても、君はまた歩るかな、立ち止まらずに、このまま走り続けるかい
有利:ああ
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