|
マキシーン:城に忍び込み(しのびこみ)はや一週間、やつに邪魔だ出され、箱の入手に失敗してからというもの、国に帰るともできず、長い、長いホルン旅をした、が、やっと辿り着いた真魔国に魔王が不在と、何たる不覚(ふかく)ふっかく、幸い隠れる場所にも、飲み食い(のみくい)も苦労はせんが、どっかで行ってしまったのだ、早く戻って来い、魔王~、おっ、それにしても、この料理うまい、なぜだ、何だか
ママ:これは、野菜がよく見えるように盛り付けるのがこつなのよ
村田:美しいですね
ママ:や~、嬉しいこと言っちゃって
有利:場合をはしゃいでいうのなら
村田:渋谷
有利:おっ
村田:早く食べましょうってママさんが
有利:はい、はい、でもお前よく付き合えるね、うちのお袋に
村田:うん
有利:おっ、なんだよ
村田:可愛いな、渋谷、僕にママさんを取られるんじゃないかって心配してるのかい、大丈夫、そんなことないからさ
有利:何言ってんだよ、んなわけないだろう
村田:またまた、異世界じゃ魔王陛下でも、地球じゃまだまだ親離れできてないようで、いや~おほえましいね
有利:あのな
村田:あっ、ひょっとして
有利:そうみたい、あっ
村田:じゃ、僕も
二人:あああ
ママ:たしゃいじゃって、いいわね、男の子同士って
女の人:きれいになくなってる
女の人:本当、お皿ピカピカ
女の人:お昼の分も、よいしなくちゃ
ダカスカス:真王廟より出てくれ、陛下がお帰りです、陛下がお帰りです
マキシーン:間違いない、確かに魔王だ、待ちはびたぞ、魔王、おっ、ああ
有利:あああ、こういうの、俺がいない間に済まんしといていただいて、ぜっていかまわないですけど
グエンダル:魔王でなければならない書類だな、勝手に国を分けていくのだ、お前の職業くらいキッチンと果たしてもらう
有利:好きで勝手に空けてるわけじゃ
グレタ:お仕事終わった
有利:まだ
ボルフラム:まったく、城からいなくなったりするからそういうことになるんだぞ
有利:だから、好きでいなくなってるわけじゃないって
コンラッド:陛下、中に入れましょう、ボルフラムも、グレタも
ボルフラム:うっ
有利:待ってよ、コンラッド、もう少し
|