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勝利:うっ
ママ:お帰り、勝ちゃん
有利:お帰り、お兄ちゃん、紹介するよ、俺の同級生で留学生のボルフラム君、で、そのお兄ちゃんのグエンダルさんと、あとコンラッドさん
勝利:魔族の方々か
有利:えっ
ママ:勝ちゃん
有利:知ってったの
パパ:完璧に隠しとすると思っていたのに、どこでしくじったんだ
ママ:さすが長男、やっばり頭いいのね
有利:家のみんなが知ってったこと、今まで気づかなかった俺の立場は
勝利:で、その魔族ご一行様が、いったい家に何のようなんだ
パパ:ああ
ママ:そういえば、まだ聞いてなかったわね、観光、それとも慰安(いあん)旅行
有利:あっ、みたいなぁ、はへへ
パパ:なるほど、四つの箱ね
村田:そうなんです、真魔国の宝である魔法の四つの箱、そのうちの一つがどうやら地球にあるらしいんです
ママ:魔法の箱、素敵ね、中には夢と幸せがいっぱい詰ってるのかしら、やっばりファンタジーっていいわ
コンラッド:その箱について、何か知ってることはないかな
パパ:いいや、そんな話し初めて聞いたからな
ボルフラム:じゃ、どこにあるかなんて
パパ:ぜんぜん
ボルフラム:どうします
グエンダル:うん
ママ:勝ちゃん、何とかならない
勝利:さあね
パパ:心配するな、ここはこの魔王陛下のパパ、渋谷勝馬にとんとん任せろ
ママ:まあ
有利:で、どうすんだよ
パパ:ボブに電話する
有利:ボブ
村田:地球の魔王だよ
有利:知ってるの
村田:名前だけね
有利:地球の魔王って
村田:たしか、いくつの会社を経営しているビジネスマンじゃなかったかな、経済界の魔王とかって異名(いみょう)もとったはずだよ
有利:魔王は実業家で、家の親父は銀行員、地球の魔族っていったい
女の人:はい
パパ:ハロー、日本の渋谷ですけど
女の人:社長は今アフリカの奥地(おくち)に飛んでおります、電話も電波も届かないところなので、ニ三週間は連絡がつきません、ええ、ではこちらから、コーヒーないの
男の人:日本のインスタントなら
パパ:つかまらないとさあ、連絡取れるって言ってったけど、いつまでか分からないそうだ
有利:そんな、どうする
ママ:うちに泊まればいいじゃない
有利:ええ
コンラッド:しかし
ママ:大事な息子がお世話になってるんですもの、そのくらい当然よ
グエンダル:お言葉に甘えるしかなさそうだなぁ、食事もうまい
ママ:では、そういうことで
コンラッド:お世話になります
ママ:はい、お世話します
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