棚田保存の活動に参加して、連休の一日、遠くに海を眺める房総半島の
山あいで田植えをした。地元農家の
お膳立(ぜんだ)てで、段をなす田の一枚一枚に、鏡のような水が張られている。
/参加梯田保护活动,连休日一天在望得见大海的房总半岛山谷中种田。经过当地农民的准备,一层层梯田里蓄满了如镜的河水。★たな-だ [0] 【棚田】山地などの傾斜地に,階段状に作った狭い水田。千枚田。
★やま-あい [0] 【山間】山と山との間。山の中。「―の道」
★お-ぜんだて [0] 【御膳立て】 (名)(1)膳を出し,食器や料理を並べて,すぐ食事ができるようにすること。(2)いつでもとりかかれるように,また,うまく事が運ぶように準備を整えること。「首脳会談を―する」
〈田一枚植えて立去る柳かな〉。名高い芭蕉の句からは、慣れた身ごなしで、すいすい苗を植える姿が浮かぶ。だが日ごろ農作業と縁遠い弱卒は、そうはいかない。腰が定まらず右往左往し、田の中は足跡だらけに。植え付けにも難渋し、進まないことおびただしい。
/“种一块田就离去的柳树啊”。从这句脍炙人口的芭蕉俳句,仿佛看见了以熟练的动作飞快插秧的身影。但平时与农活无缘的弱兵残将却没那么好的身手。腰部摇摆不定,忽左忽右,田地里到处是脚印。插秧也很吃力,进度非常慢。
★すいすい(副)―と (一)ぶつかったり つかえたり しないで、空中・水中を進んで行く形容。(二)〔口頭〕すらすら。「ことが―と運ぶ」
★み-ごなし [0] 【身熟し】体の動かし方。身のこなし。動作。「軽快な―」
★じゃく-そつ [0] 【弱卒】よわい兵士。⇔強卒
★うおう-さおう [4][2] 【右往左往】 (名)あわてふためいて,あっちへ行ったり,こっちへ来たりすること。あわてて混乱した状態をいう。左往右往。「―の大騒ぎ」「火に追われて―する」
★なん-じゅう [0] 【難渋】 (名・形動)(1)物事がすらすらと運ばない・こと(さま)。「交渉が―する」「悪路に―をきわめる」(2)苦しむこと。困ること。また,そのさま。難儀。「病気がちで―する」
★えん-どお・い [3][4] 【縁遠い】 (形)(1)結婚の相手がみつからず,独身でいる。なかなか縁談がまとまらない。「気立てがいいのに―・い」(2)ほとんど関係がない。関係が薄い。「学問とは―・い生活」
★おびただしい【夥しい】(形)(一)〔数量が〕非常に多い。(二)〔程度が〕はなはだしい。「無礼な(る)こと―」
古く、田植えは女性の仕事とされ、従事する人を早乙女と呼んだ。力のいる田打ちや代掻(しろか)きが男の仕事だった。〈生きかはり死にかはりして打つ田かな 鬼城〉。土に生かされ、土を頼みに命をつなぐ。往時の労働の厳しさを思うと、粛然とさせられる。
/古时耕田是女性的工作,称干农活的女性为农家女。力气活翻地和耙地是男性的工作。“死去又活来地翻地呀 鬼城作”。以土地为生,信赖土地,视土地为生命。想到以前劳动的辛苦,不禁肃然起敬。
★さ-おとめ [0] 【早乙女・早少女】〔「さ」は接頭語〕(1)田植えをする女。[季]夏。《葛飾や―がちの渡し舟/一茶》(2)おとめ。少女。
★た-うち [3] 【田打ち】初春,耕作のために田を打ち返すこと。[季]春。
★しろ-かき [3][0] 【代掻き】水田に水を引き入れ,土を砕き,ならして田植えの準備をすること。田掻き。[季]夏。
★いきかわり-しにかわり 【生き替はり死に替はり】 (連語)何度も生まれかわっていつまでも。
〈粒粒皆辛苦(りふりふかいしんく)すなはち一つぶの一つぶの米のなかのかなしさ〉と詠んだのは山形県出身の斎藤茂吉である。戦前は、小作制度や飢饉(ききん)が農家を痛めつけた。収穫しても自分たちの食べる分はない。白い米粒が農民の「辛苦とかなしさ」を象徴した時代は長く続いた。
/“粒粒皆辛苦,就是每一粒米都来之不易”,吟咏此诗的是山形县人斋藤茂吉。二次大战前的佃耕制度和饥荒令农民苦不堪言。即使丰收了也没有自己吃的粮食。白色米饭象征着农民的“辛劳和辛酸”的时代持续很多年。
★こ-さく [0] 【小作】地主から土地を借り,小作料を払って,農業を営むこと。また,その人。
戦時中は妙な米の炊き方があった。一昼夜水に漬け、膨張しきったところで火にかける。食糧不足を補うために政府が広めた。名付けて「国策炊き」。量は増えても、しょせん水膨れだから、腹はすぐに減ったそうだ。
/战争期间有一种奇怪的做饭方法。将大米泡在水里一天一夜,令其充分膨胀后再放在火上煮。为弥补粮食不足,政府大力推广,并命名为“国策煮饭法”。据说量虽然增加了但毕竟是被水胀的,肚子很快就瘪下去了。
★みず-ぶくれ [0][3] 【水脹れ】(1)やけどなどのため皮膚の下に水がたまってふくらむこと。また,そのふくらみ。「―ができる」(2)水気を含んでふくれること。
さまざまな時を経て、幸か不幸か、素人の米作りが歓迎される時代である。労働の厳しさにも、一粒のかなしさにもほど遠いけれど、参加者の数だけ、米に関心を持つ人は増えたことだろう。 85421844489
/经历各种时代,不知是幸运还是不幸,如今是业余人士种田受欢迎的时代。虽然辛苦的劳动和一粒米的辛酸已离我们很遥远,但从参加者人数来看,关心大米的人是越来越多了。
posted on 2007-05-06 08:08
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