グルノーブル冬季五輪の記録映画(68年)は「フランスでの13日間」という無味乾燥な原題である。この作品がまとう甘い記憶は、全編に流れるフランシス・レイの音楽と、邦題「白い恋人たち」のためだろう。命名の妙だ。
/格勒诺布尔冬奥会纪录片(1968年)的法语原名是平淡乏味的《在法国的13天》。而这部作品带来的美好记忆还是得益于贯穿整部记录片的弗朗西斯·莱(Francis Lai 法国著名配乐人)的音乐和日语译名《白色恋人》吧。这就是命名的神奇之处。
★げん-だい [0] 【原題】翻訳・改題などを行う前の,もとの題。
★ほう-だい [0] 【邦題】外国作品に日本でつけた題名。
★まと・う [2] 【纏う】 (動ワ五)(1)身につける。巻きつけるように着る。「晴れ着を身に―・う」「一糸―・わぬ姿」(2)つきまとう。「業障に―・はれたるはかなものなり/源氏(夕霧)」(3)まきつく。からみつく。
それにあやかった北海道銘菓「白い恋人」が、発売30年にして失恋の危機にある。売れ残りの賞味期限を1カ月先に改ざんするなどの不祥事に、裏切られた思いの人も多かろう。
/效仿日语译名的北海道名糕点“白色恋人”发售30年,如今却面临失恋的危机。对于它窜改库存产品保鲜期,将日期延长一个月的造假丑闻,许多人会有被背叛的感觉吧。
★あやか・る [3] 【肖る】 (動ラ五)(1)好ましい状態にある人の影響が及んで,自分も同じような状態になる。「あなたの幸運に―・りたい」(2)物事に触発されて,動揺する。揺れ動く。「風はやみみねのくず葉のともすれば―・りやすき人の心か/拾遺(雑恋)」
★めい-か [1] 【銘菓】特別の名をもつ上等な菓子。
★かい-ざん [0] 【改竄】 (名)スル〔「竄」は改めかえる意〕文書の字句などを書き直してしまうこと。普通,悪用する場合にいう。「帳簿を―する」
賞味期限は4カ月。土産物は日持ちするほうが便利だが、少しでも新鮮な品を求めるのも消費者だ。「半年は大丈夫」(石水勲社長)という問題ではなく、「交際相手」である顧客との信頼関係が問われている。小さなうそから始まる破局もある。
/原先的保鲜期为4个月。土产还是耐放比较方便,但消费者也追求更新鲜商品。并不是“半年不会变质”(石水勲社長)的问题,而是事关与“交往对象”顾客的信任关系。微小的谎言也会导致不可收拾的局面。
★ひ-もち [0] 【日持ち・日保ち】 (名)スル食物が日数を経ても腐ったり変質したりしないこと。「―する菓子」
★は-きょく [0] 【破局】今までの状態を維持できなくなること。悲惨な結末になること。「―を迎える」
全国に名を知られた後も、「恋人」は北の土産の立場を守り続けた。この商才がご当地ブランドを生んだ。商品名が優美なだけに、現実との落差は哀れでさえある。たとえば、発売前に検討されたという「冬将軍」であれば、ここまでの名前負けはなかったはずだ。
/成为全国知名品牌后,“恋人”一直保持着北方土产代表的地位。这种商业才能创造了当地品牌。正因为商品名称优美,因此与现实的巨大反差才令人遗憾。比如,若是命名为据说发售前曾讨论过的“冬将军”(严冬之意),就不会有这种名不符实之感。
ブランドとは、買い手の頭の中にある「いい記憶」の積み重なりだという。「悪い記憶」は消えにくいので、ブランド企業は品質の維持に腐心することになる(山本直人『売れないのは誰のせい?』新潮新書)。
/据说品牌就是留在顾客头脑中的“美好记忆”的累积。因为“恶劣印象”不易消除,因此生产厂家想方设法要维持产品品质(山本直人《销路不好谁之过》 新潮新书)。
★ふしん【腐心】―する それが△解決(完成)しなければ満足出来ないという問題や仕事に取り組み、労力を惜しまず注いだり頭を悩まし続けたりする。
石水社長は5月、地元紙に連載された自伝の最終回で「伊勢の赤福のように百年、二百年後まで愛される『伝統』にしたい」と語っている。今年創業300年の赤福の餅は、ごまかせない「製造日限りの販売」だ。伝統にはそれぞれ、理由がある。
/五月份,石水社长在当地报纸连载的自传最后一章中写道:“希望能够象伊势赤福年糕一样,形成一百年、二百年后仍然受顾客喜爱的‘传统’”。今年创业300年的赤福年糕的传统是“生产日当天销售”。生产厂家的传统,形成理由各不相同。
★あかふく-もち [4] 【赤福餅】三重県伊勢市の名物のあんころ餅。赤餡(アン)を用い,上部に指で押さえた形がある。
posted on 2007-08-20 13:09
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