厚生労働省の推計によると、ニートといわれる若者が全国で52万人いて、アルバイトで生計を立てている217万人のフリーターとともに社会問題になっている。ニーとは2005年現在では既に70万位以上ともいわれ、年々増え続けている。
ニートとはnot in employment, education or trainningという英語の略でNEETとあらわす。職についていない、教育に機関に所属していない、就職するための行動を起こしていない若者を指す。
なぜニートが増え続けているのか。19歳と23歳が多いことから、就職できなかった高校、大学の卒業生が就職を諦めてしまったからだという説がある。しかしそれだけでは片付けられないような気がする。最近人間関係を築くのが下手な若者が増えていることや、親が豊かで生活の面倒を見てもらえるのでわざわざ大変な社会に出る必要がないという説のほうが納得できる。昔は学校を卒業したらすぐに就職しなければ暮らしていけなかったのだ。
ニートの存在は、ただでさえ少子かが進み近い将来労働力不足に悩むことになる日本経済にも大きな影響を与えると見られている。労働者として経済を担う立場の若者が扶養家族になっている。彼らは働かないから当然税金も社会保険料を払わないので国の財政も悪化する一方だ。扶養してくれている親がいなくなったら、生活保護に頼る恐れもある。
そこで、政府はニートやフリーターのために若者自立、挑戦戦略会議を設置して真剣に取り組むことにした。今まで個人の問題だと放っておいたのだが、問題が大きくなり社会全体に影響を与える新倍が出てきたからだ。そこで働く気を引き出し自立させるために国が支援することにしたのだ。生活訓練や労働体験などをさせることにより、働く自信を持たせやる気を育て、ニートから脱してもらうことを目標にしている。同様に経済界もニーと問題を重視し、就業教育を始めるということだ。
ところがニートこそ理想の生活だという意見もある。また女性は昔からニートが多かったではないかという意見もある。確かに学校卒業後、女性は家事手伝いなどといわれる時期があっても世間から非難されない。男性だけがそのまねをしてはいけないというのはおかしいという専業主夫希望の男性の意見はそれなりにもっとだ。
また現在のニート世代は、団塊世代の生き方に影響を受けているという説もある。家庭を犠牲にして過労死する人さえ出るほど働いて日本の経済の高度成長を築き上げた男たちを待っていたのはリストラだった。それに比べ、母親は趣味や旅行など好きなことをして人生を楽しんでいるように見る。だからニートになるのは当然だという意見もある。
あるいはニーとは、自分の本当におどめるものを見つけるために必要な時期だという意見もある。このようにさまざまな価値観が存在するのだから、単純にニーとは悪だと決め付けることはできないだろう。
もちろん社会の入り口で失敗し、働く意欲を失ってニートになった若者を、再教育するのは必要な政策であろう。だがニートを生き方として肯定し、積極的にニートを選んでいる若者をいくら働かせようと思っても無理な話だ。ニーとは社会的な問題であるとともに、きわめて個人的な問題でもあるからだ。
posted on 2008-08-27 09:40
crystalixu 阅读(14)
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