『わたしの母さん』という児童小説がある。小学4年の主人公、高子は算数が得意で、学級委員をしている。気がかりが一つ。明るいけれど、少し変わった母親のことだ▼
有一部儿童小说“我的母亲”,主人公是小学4年级的学习名叫高子,她的数学学的非常的好,在班里担任学习委员。但是让人担心的是,虽然高子性格开朗,但是却有一个有点奇怪的母亲。
気掛かり(きがかり):いつも心から離れず、心配な・こと(さま)。「実家のことが―だ」
月初め、母さんは日めくり暦の一枚一枚に封筒をはりつけ、千円札を2枚ずつ入れていく。毎日、その2千円を財布に移して生活に充てるのだ。高子は「ひと月分を同じ袋に入れておけばいいのに」と思うが、母さんは大きな数の計算が嫌いらしい▼
每到月初,高子的妈妈就会把撕下的日历一张一张的贴在信封上,并放进2张一千块钱。然后每天再把这2千块钱放到钱包里,充当生活费。高子觉得“把一个月的钱都放入一个袋子不是更好么”,但是妈妈好象很不太喜欢计算太大的数字。
日捲り(ひめくり):毎日、一枚ずつはぎ取るようになっている暦。ひめくりごよみ。
さらに、連絡のプリントにはフリガナをつけてと学校に頼んだりもする。あきれる娘はある日、母が生後間もない熱病で知的障害を負ったことを知る。父さんとは養護学校高等部の同級生だった▼
更甚的是,后来又拜托学校在联络的传真上写上片假名。吃惊的女儿在某天,终于知道了原来母亲在出生后不久由于出水痘发高烧而伤到了大脑。父亲是在养护学校高等学部时的同年级同学。
作者の菊地澄子さん(73)は養護学校などで教えてきた。この作品も体験が元だ。突然の真実に立ちすくみながらも、母を理解し、優しく伸びてゆく少女。20年前の初版は児童福祉文化賞を受けたが、出版元の廃業で絶版になっていた。06年、東京の出版社、北水(ほくすい)が新装版で復活させた。高子のモデルはすでに母になっているという▼
作者菊地澄子曾经在养护学校学习。这部作品也是由此段经历而来。澄子就是那个被突然的事情真相所惊呆,但非常理解母亲的善解人意的少女。20年前此书的第一版获得了儿童福利文化奖,但由于出版商停业而绝版。06年东京出版社的北水将其以新的包装重新出版,此书得以复活。而此时,作为高子原形的澄子也已经是一名母亲了。
立ち竦む(たちすくむ):(1)恐怖や驚きのために、立ったまま動けなくなる。「あまりの恐ろしさにその場に―・む」
(2)身動きしないで立ち続ける。「腰いたきまで―・み給へど/源氏(宿木)」
廃業(はいぎょう):(1)それまでやっていた職業・商売をやめること。⇔創業「力士を―する」
(2)特に、遊女・芸者が勤めをやめること。「此頃年季が明けて―する/俳諧師(虚子)」
作中に「人間の賢さっていうのは、その人が持っているちからを、どう生かしているかっていうこと」とある。母さんがずっと頼りにしてきた元担任が訪れ、親の「学力」を疑う高子を諭す場だ。母は泣いて告白する▼
书中曾经写到,“人的聪明,其实就是看这个人如何利用自己所拥有的力量。”这是母亲一直依赖的原班主任来拜访时,对怀疑父母‘学力’的高子所说的话。母亲也哭着向她坦白了这一切。
諭す(さとす):(1)目下の者に、ことの道理を理解できるように言いきかせる。「懇々と―・す」「その不心得を―・す/浮雲(四迷)」
(2)神仏などがお告げによって人々に知らせる。「天変しきりに―・し/源氏(薄雲)」
〔「さとる」に対する他動詞〕
本の帯には〈お母さん、生んでくれてありがとう!〉。この瞬間にも、色んな人生を背負った母親たちが持てる力を振り絞っているだろう。きょうの母の日、その人が目の前にいてもいなくても、同じことばを贈りたい。
在书的封面有这样一句话“妈妈,谢谢你生下我”。这一瞬间,经历了不同人生的母亲们也更有干劲儿了吧。今天是母亲节,不管她在不在身边,都要送给她同样的这句话。
振り絞る(ふりしぼる):ありったけの声や力を出す。「声を―・って応援する」「力を―・って走り抜く」
posted on 2008-05-11 20:09
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