2008-05-06 天声人语 信任崩溃的时代

朝日歌壇でよくお見受けする大阪の長尾幹也さんに先日、次の作があった。〈おのずから足踏んばって電車待つ突如背中を押す奴のため〉。人は押されれば、簡単にホームから落ちるに違いない。だが私たちは普段、そんな理不尽はないと信頼して、無防備な背を他人に見せて電車を待つ

经常出现在朝日歌坛上的大阪艺人长尾干也前几天发表了这样一个作品。‘等电车的时候不自觉的用力站好,是为了防止有人从背后突然推我’。被人推一下,无疑很容易从站台摔下去。但是我们通常都不认为会有这样的事发生,因此常常没有防备的站在那里等着电车入站。

 

見受ける:(1)ちょっとみて判断する。みて取る。「剣道の心得があると―けたが」

(2)見かける。「この辺では―けない顔だ」

 

踏ん張る:〔「踏み張る」の転〕(1)足に力をいれて立ち、倒れたり、動いたりしまいとする。「土俵ぎわで―る」

(2)つらさなどをこらえて頑張る。他人に従ったりせずに、自説を通そうとする。がんばる。「君がいくら新体詩家だつて―つても/吾輩は猫である(漱石)」

世の中をつかさどる「暗黙の信頼」である。それを、岡山で3月にあった事件は揺るがした。疑心暗鬼(ぎしんあんき)を生ずれば、おちおち電車にも乗れない。歌の心境が他人事(ひとごと)ではない向きも多かっただろう

掌控世间的是‘默认的信任’。但是这一信任在3月发生的冈山事件中动摇了。一开始疑神疑鬼的话,就连电车都不能安心的乘坐了。歌中所表现出的不关已事的成份也很大吧。

 

司る(つかさどる):〔つかさ(官)を取るの意〕(1)役目としてその仕事をする。担当する。「政務を―る」

(2)生物の器官がその働きをする。「呼吸を―る」

(3)国や人を支配する。管理する。「国ヲ―/日葡」

 

おちおち:(副)(多く下に打ち消しの語を伴って)落ち着いているさま。安心して。「心配で夜も―眠れない」

 

他人事ではない:自分には関係ないと思ってのんきに考えていられない。やがて自分にもふりかかってくるの意。

ことの度合いは違うけれど、高級料亭「船場吉兆」で、また醜聞が噴き出した。客の食べ残しを別の客に出していたという。思えば料理屋の厨房(ちゅうぼう)は、客の目を隔てた「密室」だ。吉兆に限らず、やろうとすれば難しいことではあるまい

事情的程度虽然不一样,但是在高级料理店‘船場吉兆’也出现了类似的丑闻。前面客人吃剩的东西拿给其它的客人吃。想一想,饭店的厨房可以说是客人无法看到的密室。不仅仅是吉,哪个饭店,只要想这样做的话,都不是什么难事吧。

吉兆(きっちょう):よいことが起こる前ぶれ。瑞祥(ずいしよう)。吉相。凶兆

だが私たちは普段、そんな不実など思いもよらず、料理を口に運ぶ。念を押すまでもなかった「暗黙の信頼」が、ここでも揺れた。まっとうな店への疑心も植え付けたとしたら、船場吉兆の罪は重い

但是我们通常都不会去考虑这样的事,就直接吃饭店做好的饭菜了。不需要反复确认的‘默认的信任’,在这里也被动摇了。如果对一直很认真负责的饭店也起了疑心的话,船場吉兆的错就更深了。

念を押す:重ねて注意する。また、何度も確かめる。

「もったいない」と前社長が指示したそうだ。だが、それを言い訳にしては「もったいない」に申し訳ない。食べ物を大事にする思いと、商売のそろばんは、顔つきは似ていても心根が違う

据说是因为前任社长说‘太浪费了’才会这么做的。但是以此为借口,有点对不起‘浪费’这个词吧。应该重视客人吃的东西,商家的算盘表面上看起来虽然是这么想,但心里却是另一种想法。

いま「信」は細り、不信をこえて「崩信」の時代という。最近の本紙世論調査では「世の中は信用できない人が多い」は64%、「人は自分のことだけ考えている」は67%にのぼっている。悲観したくはない。だが、そんなものさと受け流せる数字では、もうないように思う。

现在的‘信’越来越少,甚至已经超越了不信任达到了‘信用崩溃’的时代。根据本报最近的民意调查显示,64%的人认为‘社会上不能信用的人很多’,认为‘人是只会考虑自己的事情’上升到67%。虽然我不想悲观地看待此事,但是那些能够让人接受的数字,已经没有了。

posted @ 2008-05-06 14:29 dolphin 阅读(29) 评论(0)  编辑  收藏 网摘收藏

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