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黒神 EP2 『契約』
マユ:あっ... 慶太:待って、マユちゃん。 名無し:女の子が轢けるだぞ。誰か救急車を... クロ:可哀相に。あの子、ルートじゃなかったんだ。 慶太:どういうことだ?ルーとって何だよ? クロ:これは人間の運命(さだめ) なんです。 慶太:おい、お前... (世界は、オレが思っていた世界とは、違う形を見せ始めていた。)
征司:俺たちは元神霊の中でも最強の獅子神一族のテラを分け与えられた下位元神霊(トライバルエンド)だ。それが、はぐれ元神霊如きにやられるとは... 負け犬:まさかイクシードも尽かす・使わず、はぐれ元神霊... 征司:痺れるだろ? 負け犬:そっ、それに娘のはぐれ元神霊はヒヨウ様が殺すだと? 征司:ヒヨウがどうした?お前はオレよりヒヨウの命令を聞くのか? 負け犬:でっ、ですが征司さん...あぁ... 征司:この能なしが...その小娘を探し出せ。オレがテラを食い尽くしてからヒヨウに差し出す。
(マユ:今朝、マユそっくりの女の子を見たの。) (理佐:世の中には自分に似た人が三人いるって本当だね。) (自分と同じ顔をした他人を見た後、二人とも死んだ。母さんの時と同じように。)
(茜:慶太くん、マキおばさんが亡くなった時のトラウマがよみがえらないといいけど...)
ケーオンマートの社員:市と県における、ケーオンマートの出店は100店舗となりました。名阪地区においても直営店のみならず、フランチャイズ店をかけたい中です。来週には沖縄にも一号店がオープンして、町営の...
先生:来週からは中間試験が始まる。気を引き締めて、臨むように... (クロ:世の中には三人同じ人がいて、運命を分け合ってるんです。サブ同士が出会うと法則に従い、病気、事故、何らかの理由で消滅させられます。) (慶太:それが人間のサダメって、あいつは一体...) 先生:どうした?山田のことで落ち込んでるのか? 慶太:いいえ、別に。 先生:でも、顔色悪いぞ。そういや、最近、遅刻も多いし... 慶太:すみません。 先生:一人暮らしらしいな。こう見えても、先生も心配してるんだ。気になることがあるなら、聞くぞ。 慶太:いや、バカバカしい話で... 先生:何だ?言ってみろ。 慶太:ドッペルライナーって、知ってますか?あっ、いや、ただの噂話なんて... 先生:うわさ?クラスターか? 慶太:いいえ、町で妙な女の子から聞いて... 先生:怪しい勧誘じゃないのか?気をつけろよ、そんなの、都市伝説だ。気にするな。
慶太:都市伝説か?やっぱり信じてもらえるわけないよな。オレだってこれ以上もう、可笑しななことに関わりたくは...
慶太:おぉっ?茜さん?買い物にでも行ってるのかな?電気は消してけっていつも言ってるのに...誰だ?何して... クロ:お帰りなさい、お邪魔してます。あぁっ、このキャベツ、食べちゃダメでした?ごめんなさい!お腹がすきすぎちゃって... 慶太:何でお前がここにいるんだ? クロ:プニプニがあなたの匂いを覚えてたみたいで... 慶太:匂い? (クロ:ラーメン、ハンバーグ、へびへんば、シシカバブ...) クロ:そこに、女の人が来て助けてくれて... 茜:ただいま。 クロ:あぁっ、命の恩人さん。 慶太:茜さん、どうしてこいつをうちに... 茜:だって放っておけないでしょ?倒れてたのよ。慶太くんの知り合いみたいだったし...待っててね、すぐ食事作るわ。お握り買ってきたから、食べてて。 クロ:ありがとうございます。優しい方ですね。それに、お綺麗だし。 茜:嫌だ、そんな... クロ:こんなお姉さまがいて、羨ましいです。 茜:えっ、お姉さまじゃ... クロ:えっ?じゃあ、おばさま? 茜:ええっと... 慶太:出て行ってくれ。お前みたいなやつとは、関わりたくないんだ。 茜:慶太くん... クロ:ごめんなさい。お邪魔しました。 茜:待って。 慶太:いいんだよ。茜さん。 茜:てっきり知り合いなのかっと、ラーメンご馳走してもらったって言ってたし... 慶太:茜さん、今日はもう帰っていいよ。 茜:えっ? 慶太:ごめん、晩ご飯、外で食べてきちゃったんだ。
雑魚:了解。ヒヨウ様から、この辺りでうろついている娘を確保しろっと。 征司:奴よりオレが先に捕まえてやる。匂う、都市の空気に汚染されてない元神霊の新鮮で強烈なエナジーの匂いが...
クロ:美味しいですよね、お握りって。色んな中身があるし、すっ...わぁ... 慶太:ほら。 クロ:ありがとうございます。 慶太:お前、何者なんだ? クロ:クロです。言いませんでしたっけ? 慶太:...じゃなくて。ドッペルライナーとか、ルートとか...どうしてそんなことを知ってるんだ? クロ:元神霊だからです。 慶太:だから、何だよそれ? クロ:元神霊は、共存均衡を維持するための存在なんです。 慶太:共存均衡? クロ:この世界では、すべての命に均しく、テラが分け与えられているんです。ですが、人間はサダメによって、魂を三つに分けられていますから、テラ、分かりやすく言うと、運の総量を100とするなら、それを同じ顔した三人が分け合う。もしテラの薄い二人が出会えば、システムの力によって共に消滅します。そして、残った一人がすべての運を吸収して、マスタールートとなるんです。それがドッペルライナーシステムです。あなたのドッペルライナーも、必ずどこかに存在しているんですよ。今まで出会ってないだけで。 慶太:まさか?そんなことが...(でも、確かにみんな、死んでしまった。)
蔵木:ドッペルライナー、面白いシステムだ。強運を手にしたものだけが幸福を手にすることができる。そして、世の中を動かすことも...我ながら、僕は本当に運がいい。
クロ:じゃあ、これで... 慶太:おい... クロ:はい。 慶太:これから、どこへ? (クロ:兄を抹殺しに。) クロ:えっと、慶太さんでしたっけ?本当にありがとうございました。あのお姉さまにもよろしく。
クロ:あなたたち? 征司:こんな小娘にやられたのか?獅子神一族に力を与えられたトライバルエンドが... クロ:獅子神一族? 征司:だが、確かに上質なテラの香りだ。そそられるずえ。今までに四人の元神霊を仕留めてきた、お前のテラもオレが喰らってやる。 クロ:四人も...何故そんなことを... 征司:オレが高みにのぼるためさ。はぐれ元神霊が行き着けないところなぁ。 クロ:そんな理由で元神霊を...許せない。 征司:フンっ、痺れるなぁ、そのテラ...お前、ただの元神霊じゃないな。オレが相手をするに値する。身も心も、痺れさせてやる。食らえぇ! クロ:この技は... 征司:そう。イクシードさ。驚いたか? クロ:トライバルエンドのあたたが...何故イクシードを... 征司:オレが倒した元神霊の上質なテラを喰らったおかげ様。それだけじゃないぜ、こいつを受けてみな。 クロ:消えた。あぁ...
征司:お前が五人目だ。この見えざるイクシードのえじきとなろうへぇ。どうした?もっと、もっと...オレが痺れさせてくれ。もうすこし手応えがあるかと思ったがな。 クロ:音はするのに、攻撃が見えない。 征司:それじゃあ、テラを頂くぜ。
電話から:...はい、こちら警察署です。どうなさいました... 征司:何のつまりだ?へぇ。そういうのはムカつくんだよ。 慶太:母さん...オレも、ここで... 征司:大人しく逃げてりゃいいんだ。力もねえ野郎が...うおぉ...
クロ:これしか方法はない。
征司:あの小娘...何だ?
クロ:慶太さん、受け止めてください!
慶太:.......そうだ。 クロ:大丈夫。傷は治ってます。痛みもないはずですよ。 慶太:こんなに血が...何だ? クロ:それはですね... 征司:フンフンっ、なるほどな、そいつを助けるために契約したのか? 慶太:契約?契約って何のことだ?ほい...(こいつが助けた...オレを...) 征司:バカめ。そんな契約はなぁ、お前の足を引っ張るだけなんだよ。
征司:どうした?いきなりシンクロはできないようだな。 慶太:今、巻きついたように見えた。そして... クロ:風の音は...あの手首の返し、あれは... 慶太:鞭だ。 征司:接近戦に持ち込めば、勝てると思ったのか?浅はかな考えだぜ。こうやって手も足も出ない元神霊は、オレのイクシードで刺しつらぬく、最高に痺れる瞬間だ。 慶太:よせ。 征司:元神霊とはいえ、その打たれ強さは賞賛に値するな。だが... 慶太:よせ。やめろ! 征司:覚悟しろ!串刺しにしてやる。 クロ:あなた、痺れるのが好きなんですよね!?じゃ、クロが、痺れさせてあげます。
クロ:勝った!
(慶太:こいつが、オレの命を救ってくれた。だが、この夜からオレは、逃れようにも逃れられない運命の相手と、結びついたんだ。)
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posted on 2009-01-17 19:40
芬克 阅读(722)
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