(1)作者はだれですか。(若山牧水)
(2)若山牧水の他の歌を3つ言いなさい。
(幾山河越えさり行かば寂しさの終てなむ国ぞ今日も旅ゆく・けふもまたこころの鉦をうち鳴しうち鳴しつつあくがれて行く・山越えて空わたりゆく遠鳴りの風ある日なり山ざくら花)
(3)この短歌を絵に描きます。背景は何色にしますか。(青)
(4)白鳥はどう読みますか。(しらとり)
(5)何という鳥のことを「白鳥」と言っているのでしょう。(カモメ?・ハクチョウ?)
(6)白鳥を辞書でひくと「①白い羽毛の鳥」「②はくちょう」とあります。この歌ではどちらの意で使われているでしょう。
(①白い羽毛の鳥 はくちょうなら,わざわざ 「しらとり」と読ませないだろう)
(7)白鳥は,空の青海のあをに染まっていますか。(染まっていない)
(8)それは,どの言葉から分かりますか。(染まず)
(9)「哀しからずや」とはどういう意味ですか。(哀しくはないのだろうか)
(10)「や」には文法的にどういう役割がありますか。(疑問の意をあらわす)
(11)「かなしい」と読む漢字を3つ書きなさい。(哀しい,悲しい,愛しい)
(12)「悲しい」と「哀しい」の違いは何ですか。
(「悲しい」はつらい,さびしいとい う暗いイメージ。「哀しい」には,つらい,さびしいという意だけでなく,いとしいという意味もある)
(13)「哀しい」と「愛しい」の違いは何ですか。
(「愛しい」は,いとしいという意。「哀 しい」には,いとしいという意だけでなく,つらい,さびしいという意もある)
(14)この歌における「哀しい」は,「さびしい,つらい」という意味ですか。「いとしい」という意味ですか。(さびしい,つらい)
(15)哀と悲を組み合わせて二字熟語をつくりなさい。(悲哀)
(16)哀を使ったその他の熟語を書きなさい。(哀惜)
(17)「哀しからずや」と思っているのはだれですか。(話者)
(18)何を「哀しからずや」と言っているのですか。(白鳥が空の青にも海のあをにも染まずただよっていること)
(19)白鳥は,ほんとうに哀しいのですか。(わからない 話者の想像だから)
(20)青を辞書をつくる人になったつもりで説明しなさい。(晴れ渡った空のような色・・・など)
(21)「あを」のようなかなづかいのことを何といいますか。(旧かなづかい,歴史的かなづかい)
(22)「あを」を新かなづかいになおしなさい。(あお)
(23)「あを」と「青」と表現を変えているのはなぜですか。(同じ青(あを)でも,違う色だから)
(24)水平線は見えますか。見えませんか。(見える)
(25)それはなぜですか。(「あを」「青」と表記をかえていることから)
(26)「ただよふ」を新かなづかいになおしなさい。(ただよう)
(27)「染まず」とはどういう意味ですか。(染まらずに・・・)
(28)波はおだやかですか。高いですか。(きっとおだやかであろう)
(29)それはなぜですか。(海に波が立ち白い泡が見ているとおかしい。白鳥以外の白が強調されてしまう)
(30)雲は見えますか。見えませんか。(きっと見えないだろう)
(31)それはなぜですか。(空に雲が浮かんでいると,白鳥以外の白が強調されてしまう)
(32)風は強いですか。それとも弱いですか。(きっと弱いだろう)
(33)それはなぜですか。(風が強いと,「ただよう」というイメージが持ちにくい)
(34)季節はいつですか。(特定できないが,夏は入道雲などが強調されるから違うだろう。)
(35)時刻はいつですか。朝,昼,夕方,夜から選びなさい。(昼)
(36)天気はよいですか。(よい)
(37)音は聞こえますか。(静かな風の音,波打ち際の音くらいか)
(38)どんなにおいを感じますか。(潮のにおいなど)
(39)話者はどんな場所にいますか。(海岸,浜辺など海の近く)
(40)話者は,白鳥の近くにいますか。離れていますか。(離れている)
(41)それはなぜですか。(四面に広がる青の中にいる白鳥を強調するには,遠くから見ている方が似つかわしいと思う)
(42)鳥の色は何ですか。(白)
(43)話者に見えているものを3つ書きなさい。(白鳥,海,空)
(44)それを絵に表しなさい。(省略)
(45)白鳥は一羽ですか。それとも数羽いますか。(たぶん一羽だろう)
(46)それはなぜですか。(一羽の方が,「哀しからずや」という表現に似つかわしいか ら)
(47)「ただよふ」を漢字で書きなさい。(漂ふ)
(48)「ただよふ」とは,どういう意味ですか。(空,水にうかんでゆらゆらする・・・ など)
(49)白鳥は,水にうかんでいるのですか。それとも空をただよっているのですか。(どちらとも考えられる)
(50)水にうかんでいるとする理由は何ですか。
(「空の青海のあをにも」とある。これを「空の青はもちろんのこと,海のあをにさえも」と解釈すれば,「海のあを」の方が「空の青」よりも強調されていることになる。「海のあをにさえも」染まらないと すれば,海に浮かんでいるとしか考えられないから。)
(51)空をただよっているとする理由は何ですか。
(「空の青海のあをにも」とある。これを「空の青や海のあを両方に」と解釈することもできる。両方に染まっていないのだから,どちらにも染まりにくい(と思われる)水面近くを飛んでいると考えた方が 自然だから。)
(52)飛んでいるとしたら,高いところを飛んでいますか。低いところを飛んでいますか。(低いところ)
(53)それはなぜですか。(「海のあをはもちろんのこと,空の青にも」という表現にするはず<だと思う>)
(54)白鳥は話者に気付いていますか。(気付いていないだろう)
(55)話者に見えている色を全部書きなさい。(青,あを,白)
(56)青(あを)は,話者にとってよいイメージの色ですか。よくないイメージの色ですか。(よいイメージだろう)
(57)それはなぜですか。(青やあをに「染まずただよふ」ことが「哀しからずや」と言っているから)
(58)白鳥の姿を通して,話者は何を感じていますか。(孤独,さびしさ,力強さなど)
(59)対比されている言葉は,何と何ですか。(海と空,あをと青,白とあを,白と青,白鳥と空,白鳥と海)
(60)「海や空」と「白鳥」との対比は,どんな効果をうみだしていますか。
(広く大きな海や空,小さな白鳥の対比を通して,独りぼっち,孤独を表現している。また,何もない広い世界の中で,たくましく生きる命の力強さも感じる)
(61)話者は,青(あを)と白のどちらに惹かれていますか。(両方としたい)
(62)青(あを)に惹かれていると思う理由は何ですか。(「染まずただよふ」ことを「哀しからずや」と言っているから)
(63)白に惹かれていると思う理由は何ですか。
(孤独の象徴として白をとらえると,自分自身をそこに見ていると思うから。つまり,共感しているように感じられる。また,染まらずにただよう白鳥に,あこがれているとも考えられる)
(64)話者は幸せですか。不幸ですか。(不幸ではないか)
(65)それはなぜですか。(白鳥の姿を自分自身に置き換えているように思える)
(66)話者は,一番何に心を動かされたのでしょうか。(白鳥)
(67)「しらとりはかなしからずやそらのあおうみのあをにもそまずただよふ」という歌があります。漢字を使って書いてご覧なさい。(省略)
(68)この歌以外に,「白鳥・海・空」を題材にした牧水の歌を言いなさい。(海の声そらにまよへり春の日のその声のなかに白鳥の浮く)
(69)この歌は当初,「白鳥(はくちょう)は哀しからずや・・・」と詠んでいたそうです。「しらとり」とよぶことの効果は何ですか。(抽象性が増した。優雅な響きが感じられる)
(70)この歌をひらがなに直すと何文字になりますか。(31文字)
(71)これは短歌ですか。俳句ですか。(短歌)
(72)漢字はいくつ使われていますか。(7つ)
(73)「ただよふ」と「漂ふ」ではどう違いますか。(「ただよふ」の方は,ゆらゆらとしている感じがよくあらわれている)
(74)この短歌の主題を一言で言いなさい。(孤独,さびしさ,たくましさ,あこがれなど)
(75)「白」「海」をつかった他の作者の作品を書きなさい。(海くれて鴨の声ほのかに白し・芭蕉)
(76)この歌のイメージを一言で言いなさい。(さびしい,かなしい,美しいなどが多そうだ)
(77)この短歌を牧水はどこでつくったでしょう。(千葉県の白浜と言われている)
(78)「空の青海のあをにも染まずただよふ白鳥は哀しからずや」とすると,どんな意味になりますか。
(空の青や海のあをにも染まらないで漂っている白鳥は,哀しくないのだろうか。いや哀しい(はずだ)。このような反語表現になると思われる)
(79)話者の視点は移動していますか。(移動していない。白鳥を追っていたとしても,あまり大きな視点の移動はないだろう)
(80)海に浮かぶ島影は見えますか。(見えない)
(81)それはなぜですか。(一面の青の世界が表現できないから)
(82)「ただよふ」のように,動詞の終止形で終わる表現を何と言いますか。(用言止め)
(83)どこで切って読めばいいでしょう。(白鳥は / 哀しからずや空の青 / 海のあ をにも染まずただよふ・・・など)
(84)白鳥という言葉から,どんなイメージを持ちますか。(美しい鳥,優雅な感じ)
(85)この短歌を暗唱しなさい。(省略)
(86)話者自身は,青・あをに染まりたいのですか。染まりたくないのですか。(どちらとも言える?)
(87)「空の青海のあをにも」を二通りの意味に解釈しなさい。(①空の青と海のあをの 両方に ②空の青はもちろんのこと,海のあをにさえも)
(88)この短歌を意味の上からふたつにわけなさい。(白鳥は哀しからずや / 空の青海のあをにも染まずただよふ)
(89)なぜそのように分けましたか。(前半は思ったこと,後半は見たことだから)
(90)この「白鳥」の歌が発表されたときは,「白鳥は哀しからずや海の青そらのあをにも染まずただよふ」だったそうである。違いを指摘しなさい。
(新「しらとり」→旧 「はくてふ」,新「空の青海のあを」→旧「海の青そらのあを」)
(91)「白」は何を象徴していますか。(何ものにも染まっていない純粋さ,孤独など)
(92)「白鳥」は何の比喩と考えられますか。(話者自身,読者自身,人間など)
(93)「白」を辞書をつくる人になったつもりで説明しなさい。(雪のような色・・・等)
(94)「染まず」と「染めず」ではどう違いますか。
(「染まず」は自然な感じがし,何らかの意志を感じない。「染めず」は,染めようという意志をもつ者がいることを感 じる)
(95)「空の青海のあを」ではなく,「空の青海の青」と表現されていたとすると,どんな効果がありますか。
(空と海の境目が見えず,一面の青という感じがする)
(96)話者は,移動していますか。それとも立ち止まっていますか。(立ち止まっている方が似つかわしいと思う)
(97)若山牧水が若い頃の歌ですか。それとも晩年の歌ですか。(若い頃)
(98)この歌に,若山牧水はどういう思いを込めたと言われていますか。(孤独,青春の悲哀など)
(99)話者はひとりで立っていますか。それとも別な人がいますか。(不明。ただし,大勢ではないだろう)
(100)大勢ではないという理由は何ですか。(作者の「孤独」を歌から感じるため)
posted on 2007-05-28 23:44
gameboy 阅读(602)
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