日本で言う「名無しの権兵衛」を、米国では「ジョン・ドウ」と呼ぶ。氏名不詳者の代名詞で、女性なら「ジェーン・ドウ」となる。権兵衛さんと違い、公文書にもよく使われる表現だ
在日本,“无名氏的权兵卫”,在美国则称之为“约翰多尔”。这是对名字不详的人的代名词,如果是女性的话,则称为“珍多尔”。但与日本的“权兵卫”不同,它们在正式公文里面也会经常出现。
「ジョン・ドウ起訴事業」なる試みが、数年前、性犯罪の多いニューヨークで始まった。容疑者が捕まらなくても、現場に残されたDNAに“人格”を与え、身代わりとして氏名不詳のまま起訴する。起訴によって時効の成立を防ぐのが、捜査側の狙いである
数年前,在性犯罪多发的纽约,开始尝试“起诉约翰多尔事业”。即使不能逮捕嫌疑犯,也要将现场残留的DNA人格化,作为他的替身,在不清楚名字的情况下进行起诉。这是搜查方为了防止因为起诉失去了时效性的作法。
容疑者の遺留物でも、足跡や凶器を裁判にかけることは出来まい。そこへいくと、遺伝をつかさどるDNAは生命の設計図ともいわれ、ある意味で当人そのものだ。「4兆7千億人に1人」の精度で個人を識別できると聞けば、身代わりにも説得力がある
即使是嫌疑犯的遗留物品,也不能把判决加于脚印、凶器等上面吧。另一方面看,DNA被称作为生命的设计图,某种意义上说,是当事人才有的。据说个人识别精度可以达到“四万柒千亿分之一”,所以这种替身作法是具有说服力的。
14年前、大阪のホテルで女性が殺された。現場に残されたDNAが、最近の事件の容疑者のものと一致した。日本にはDNAを身代わり起訴する制度はない。もう1年で時効が成立という、きわどい再逮捕となった
在14年前,一位女性在大阪的酒店被危害。最近,案件的嫌疑人被判定与现场残留的DNA相一致。在日本,还没有以DNA作替身的起诉制度。据说起诉时效性还有一年就会生效,在刻不容缓间再次逮捕嫌疑犯。
「天網恢々(かいかい)疎にして漏らさず」の故事を思う。中国の老子が、自然や正義の厳正をさした言葉だ。「DNA鑑定の登場で時効は時代遅れになった。犯人は何十年たっても枕を高くして眠れない」とニューヨーク市長も言っている
这让我想起了“天网恢恢,疏而不漏”的故事。中国的老子道出了自然和正义的严正。纽约市市长也说到“DNA鉴定的登场,让时效性的年代推迟了。犯人就算是过了几十年,也不能高枕无忧”
14年前の被害者は、名無しのDNAに名前がつくのを、あの世で待ち望んでいただろう。被害者遺族の心にも、時効はないという。最先端の生命科学が、目のつんだ「天の網」となって、人間世界の罪をにらんでいる。
14年前的被害者,在另一个世界里,也在祈望把无名氏的DNA冠以一个名字吧。被害者亲属的心中,是不会有时效性的。最尖端的生命科学,成为构筑天网的部分,监视着人间的罪恶。
posted on 2007-12-27 18:30
gameboy 阅读(13)
评论(0) 编辑 收藏
网摘收藏