選択する力を賢く用いる
今の時代は、昔と違って、人生の選択の幅が非常に広がっている。
かつては男の生き方にしろ、女の行き方にしろ、皆が暗黙に認めている基準のようなものがあった。しかし、そうした基準がどんどん効力を失い、今では、生き方のモデルのようなものはほとんどなくなってしまった。
独身を通す人間も増えているし、かつては男だけの世界だったところに進出する女性も出てきている。住む国さえ自由に選べるようになり、外国で暮らす人も少なくない。
それだけ、自由な社会になったのだ。それなのに、人々は昔より幸福になったとかというと、そうではない。
多くの人が、自由になったがゆえに、自分の行き方を見失い、なやんでいる。際限なく膨ら欲望を持ってあまし、自分で自分の心をすり減らしているものもいる。
大学を卒業して、いったんは会社に入ったものの、自分にもっと適した職場があるのではないかという猜疑心に常に付きまとわれ、転々と職を変える若者。恋人と付き合っていても、常にどこかでもっとよい条件の男性との出会いを求め続ける女性たち。
そんな人間が増えている。
つまり、人間はまだ自由に生きることになていないのだ。
自由に生きられるようになるには、選択する力を賢く用いることを学ばなければならない。
ある程度の試行錯誤を繰り返すことは仕方がないだろうが、ここぞというときの決断力と行動力が人生を大きく左右する時代に私たちは生きているのだ。
自分の選択と決断力を信じること、そくからしか人生の大木は育たない。
posted @ 2008-04-12 22:28
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