国政(こくせい)不信に背を向けて、地域おこしなど説く(とく)ものではない。衆院(しゅういん)山口2区の補選で、民主の前職が自民の新顔を下した。これが国論(こくろん)だと力む(りきむ)つもりはないが、そろそろ学ばないと与党は本当に見放される(みはなされる)
▼道路特定のはずの財源は、国交省職員を癒やす(いやす)マッサージいすやタクシー券に流れていた。負けた候補の出身(しゅっしん)官庁でもある。消えたり浮いたりしたままの年金からは、お役所が「後期」と呼ぶ層の保険料が天引き(てんびき)され始めた。理解不足とは失礼な話で、これで怒るなというのがおかしい
▼政府・与党は明日、ガソリン税を元に戻す法案を衆院の3分の2で再議決するという。懐かしの郵政(ゆうせい)選挙で示された、3年前の民意の流用だ。いや盗用か。マイカーが走り回る大型連休のさなかに、家計の重しがまた増える
▼「気弱になった集団の多数意見は、往々にして誤る」。この鋭い洞察は、南極観測隊を何度か率いた村山雅美(まさよし)さんだ(小学館『千年語録』)。追い詰められてからの「数の論理」は危険で、極地では全滅を招くことさえある
▼税の無駄遣い、必需品の値上がり、福祉の後退は、格差社会の底であえぐ【喘ぐ】人たちに重い。弱者(じゃくしゃ)に冷たい政治は、万人に平等な一票によって反撃されるだろう。数の論理の、麗しい(うるわしい)一面である
▼攻める野党は参院の多数、つまり1年前の民意が頼りだ。「難局」を舞台に民意の消費期限を競うのもいいが、すっきり解散し、取れ立てに交換するのが分かりやすい。支持率の最果て(さいはて)に近づいた福田隊長の決断やいかに。貧乏クジついでにどうですか。
posted on 2008-04-29 21:30
hjtutu 阅读(48)
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