
ある人が、遠くの町へ行くために、ロバとロバ引きをやといました。
その日は、太陽がカンカンで、とても暑い日でした。
旅人は、一休みしようとロバを止め、日差しから逃れるために、ロバのからだのかげへと、もぐりこみました。
しかし、あいにくロバのかげは、一人分のスペースしかありません。
すると馬方がいいました。
「あんたに貸したのは、ロバだけで、ロバのかげは、あんたにかしてない。かげはわたしの物だ」
すると旅人も。
「そんなことはない。ロバをかりたと一緒に、ロバのかげもかりたのだ」
「いや、かしてない!」
「いや、かりた!」
口げんかは、そのうちに、なぐりあいのけんかになりました。
すると、ロバは、
「やれやれ、今のうちに逃げよう」
と、けんかのすきに、どこかへ逃げて行ってしまいました。
ささいなことであらそっているうちに、大切な物を失うことは、よくあることです。
有个人,因为要到很远的一个城市,所以雇了一头驴和一个赶驴人。
那一天,阳光非常毒辣,天气极为炎热。
旅人想稍微休息一会,为了避开强烈的阳光,于是躲在了停下来的驴子的影子下。
但是,不巧的是驴子的影子只能容纳一个人。
这时,赶驴人说:“ 我借给你的只是驴子,不包括驴子的影子。影子还是属于我的东西。”
旅人也说到:“ 才不可能是那样呢!驴子和它的影子是连在一起的。所以影子也是一起借走的东西。”
“ 不对,没有借走。”
“ 不对,借走了。”
他们俩吵着吵着慢慢动手打了起来。
就在这打架的间隙里,驴子趁机溜走了。
因为一点微不足道的小事而和别人争吵的时候,反而容易失去更重要的东西。

posted on 2007-02-14 09:30
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