はじめに
昨日、コンキにとって忘れられない一日だった。
日本に来てから、こんなに感動して、こんなに日本の文化にショックを受けたことはなかった。
この一日をみんなと分かち合いたくて、こういう顔もしている日本を皆にもしってもらいたくて、この文を書いた。
今、1月5日、午前2時4分、やっと家に着いた
1月4日、私にとって26時間もあった。本当に長い1日。
4日という日は当分まだ続いていくだろう。
朝、急遽、4日という冬休みの最終電車に乗って、
久しぶりに会ってなかったHと一緒にお昼を食べるのをかねて、東京に遊びに行くことを決めた。
そして、Lが今東京にいることを思い出して、
もし、Lがバイトをやってなかったら、夜に会えるかもという思いで、メールを打った。
上野公園
上野公園の4月の花見が有名だが、1月の上野公園でも、別の美しさが感じられる。
広い敷地内で、暖かい冬の太陽に晴れ渡った真っ青の空、気持ちいい
けど、こんな温かみのあるところは、夜中になると、とてもすさまじい光景になる
その時、あちこちに横たわるホームレスがいるよってHから聞いた。
理由はほかでもなく、ここは無料だから。
Lは、午後私が上野公園に行ったことを聞いて、
今度、夜中に一緒に上野公園に行きたいな、その光景をこの目で見てもらいたいなと言った。
浅草
もう4日なのに、浅草の神社に初詣に行く人がまだたくさんいた。
自分の意志で歩いてるのではなく、人ごみに流されている気がする。
人で溢れている中国の町に負けないぐらいのにぎやかさだった。
日本人って、やはり初詣に熱心だね。イベント好きだと言ってもいいかも。
浜松町でLとの待ち合わせ
白ぶちのめがねに白いイヤホン、黒いジャケットに青いバック、雰囲気すっかりかわった。
なんというか、東京ボーイの感じ?
本当は東京ボーイはどんなかっこうしているかはわからないが、
電車から彼を見かけた一瞬、そういうふうに思った。
L君
Lが上京する前に、U大学の近くに住んでた。
去年の5月ごろ、日本に来たばかり。けど、その時はあまり日本がしゃべれないみたい
Wの頼みで、Lともう一人の彼女を連れてあちこちでかけて、いろいんな面倒を見てあげた。
それはきっかけで、Lと知り合った。
8月に、学校が夏休みに入った。
けど、日本語はあまり上手ではないLはなかなかバイトが見つからなかった。
その時、Lは上京することを決心した。
東京は都会だから、きっと仕事も見つかりやすいだろうと思っていたから。
東京をそんなに甘く思ってはいけないよと私は言ったが、
いや、俺なら、大丈夫。そこに友達もいるし。俺、冒険するのが大好きだから。男って、冒険するものだ。
と言い、アパートを引き払って、ためらうことなく上京した。
今日、3ヶ月ぶりにLに会って、いろいろ話を聞いてるうちに、私は間違えたと言うことがよくわかった。
信念を曲げずに頑張れば、きっと変わるともう一度知らされた。
この3ヶ月の間、Lは東京にすっかりなれてて、まるで東京通になったと言ってもいい。
そして、東京のことが大好きになったとLはいう。
時間さえあれば、いろいろなところを遊びまわることにしているらしい
お金がないから、遊びといっても、ただ見るだけ。
けど、将来、お金があったら、きっと買ってやると宣告もした
また、街を見るだけではなく、街にいる人々や、電車にいる人たちのことを観察したりすることもしている。
自分がいくら大変でも忍べる人間ではあるが、お金さえあれば、贅沢したりすることもするよ。
お金よりは、人生をエンジョイすることだ。でも、その前に頑張らなくちゃというのは、Lのポリシー。
東京で生活する以上、東京の街をぶらぶらすべきだ。そうすると、東京のいろんな面が見えてくると感嘆した。
Lって、やはり東京にふさわしい男だな~
そのとき正しい選択をしたものだ。
代々木のBOOK OFF
原宿に下りる予定だったが、間違えて通り過ぎちゃった。一個先の代々木に降りるほかは仕方なかった。
そして、代々木を通って、新宿に行くはずだったが、道沿いでBOOK OFFを見かけて、寄ってみることにした。
地方のBOOK OFFって、やはり東京のと比べられない。
105円の安さに負け、その店で1時間も本を漁っていた。結局新宿は行けなかった。
予定外の行動を取ったおかげで、得たものもたくさん。
以外のことで得た喜びって、やはり、どんな時の喜びよりも増しているものだ。
買うかどうかを迷ってた時、Lがそういうふうに言ってくれた。
お金のことを気にしないで、好きようだったら、ジャンジャン買っときな。
そういうチャンスはめったにないから、めぐり合えたら、逃してはいけないのだ。
じゃないと後で後悔ししても、知らないよ。
しかも、今日は荷物係が隣にいるから、安心して。
何回も好きそうな顔をしているが、やはり迷う私を見て、Lは「よし、これ買っちゃおう」と
ぱっぱと決めてくれた。そして、私が本棚に戻そうとする本を取った。
そういうチャンスって、本当に「可遇不可求」
この言葉、Lは今日は何回も言ってた。全くそのとおり
渋谷の交差点
夜8時ごろ、渋谷駅を出た。夜の渋谷って、色とりどりで眩しい。
目の前に大きな交差点
ちょうど信号が赤になっている
道路の両側は横の列になっている人で溢れている。
信号が青になったとたん、みんな一斉歩き出し、十字路は行き交わす人だらけ
そうしたドラマでしか見たことのない光景は、いま目の前に
これは、東京?!これは、日本?!
自分の住んでるところは一応県庁の所在都市だけど、よく田舎だよと言われる
今やっとそのことが理解できた
今まで築いてきた日本の静かなイメージはひっくり返された
Lは、本当の日本、いや、むしろもう一つの日本を見せてくれた。
渋谷のSMOKING AREA
渋谷駅を出て、あるビルの前に着いたところ、
ちょっと止めてとLに言われた
目がLの手の指したほうを追って、ビルの入り口のすぐ横でタバコを吸ってる4,5人の姿を見かけた。
言われてみれば、公共場所は禁煙なのに、あそこだけはタバコを吸っている人がいる。
ちょっと不思議な光景。
そこは、SMOKING AREAだよとLは首をかしげる私に教えてくれた。
Lの話では、そこはタバコをする人ための特別設けたエリアだ。
いろんな人がそこでタバコを吸ったりして、そして、互いのことを知らないが、話し合ったりすることもする。
タバコを吸うと、人がリラックスになって、心を開きやすくなるってことかな?
Lは言った。将来日本語が上手になったら、一度そこに行ってその人たちに声をかけてみたい。
自分なら、その人たちのことが理解できるかも。
自分は人のことがよく理解できるが、自分のことを理解してくれる人はあまりいないとLの固いガードを感じた
でも、私なら、彼のことが理解できそう。だから、私の前にいる時は、いつも話が多いとLは言い加えた。
Lは人のことを理解しよう、受け入れようとする心の持ち主で、
そして、本当に深い湖のようだなと思った。
やはり、彼が経験してきたいろいろな辛い思いは彼を深めさせ、人を理解する心を与えたのではないかとうすうす感じた。
東京タワー
夜8時半ごろ、念願の東京タワーに上った。
昼間の東京タワーと夜の東京タワー、
昼間東京タワーで見下ろした光景と夜見下ろしたのと、全然違っていた。
夜のほうは何倍も、いや、何十倍も、何百倍も、何万倍も素晴らしかった。
やはり見比べてみないと、その素晴らしさが容易にわかるものではない。
比べることって、いいこともあるね。
東京タワーで見下ろした光景の素晴らしさを文字で書こうとしたが、
私にはやはりいくら言葉があっても足りないものだと気がした。
その絶句するほどの素晴らしさは、自ら登ってこの目で見たほうが一番だ。
あまり感動したもので、その夜景を眺めながら海の向こうにいる母に、
ママ、絶対日本に遊びにおいで、見せたいものがあるからと電話をかけなくてはいられなかった。
その感動を母にも味わってほしい。
280mの高さで見た夜の世界は、一緒忘れない。
色とりどりの宝石のように輝いてる東京はすごく素晴らしい、
けど、それより、もっと美しいものも発見した。その高さいてこその発見。
それは、曲線の美しさを静かに語っている空の境界線
その空の境界線は目に焼きついてずっと離れなかった。
人はどこにいても、世界の中心に立っているものだ。
その高さに立ってはじめて、地球が丸いもので、そして自分が世界の中心にいることを実感した。
あまりの興奮で、声がかすれたほど笑った。けど、そのことに自分さえ気付かなかった。
東京タワーから降りてきて、街の中を歩いたら、あまりのギャップで、
さっき見たこと、感じたことって、幻なのと一瞬自分の目を疑った。
人身事故
Lは夜10時からのバイトをサボって(一緒にバイトしてる仲間にフォローしてもらった)、
最後まで付き合ってくれ、駅まで送ってくれた。そして、重い本をずっと持ってくれた。
また、東京に遊びに来てねと言って、私を後にした。
Lって、本当にやさしい人だな。
帰りの電車は、途中一時停車になった。
それは、上下線のあるところで人身事故が起こったからだそうだ。
人身事故のアナウンスを聞いたとたん、まだ東京の幻の世界に浸っている私は、ぞっとした。
極度の感動は極度の悲しみに一瞬変わった。
多くの人は東京の華やかさを満喫している一方、何かの理由で絶望してこの世を捨て去った人もいた。
初めて駅の電光掲示板で人身事故の知らせを見たとき、
線路に落ちて事故しちゃって、なんとうっかりするものだなと思った。
その不思議さを日本人の友達に打ち明けたら、
違うよ、それは飛び込み自殺だよ!
へ?日本は、線路の飛び込み自殺を人身事故というの?不思議さが深まる一方。
電車で通勤することになってから、駅で人身事故のため電車の運転見合わせの掲示を見かけることはよくはあった。
日本って、すごく豊かな国だけど、一方、すごく悲しい国でもあるとそういうふうに感じずにはいられなかった。
今日の出来事で、その実感はさらにはっきりとした。
生きるだけで丸勝ちという言葉を思い出した。
何らかのことで、この世界から逃げ出すという極端の選択に迫られた人たちのことを考えたら、
今の自分は申し訳ない気持ちで胸がいっぱい。
今、現在をもっと精一杯生きなくちゃ。
じゃないと、生きてる幸せが無駄遣いになる。その人たちにとって、アンフェアになる。
彼らの分まで一所懸命生きよう!
自分の与えられた使命にベストを尽くそう!
1月5日 朝9時45分ごろ、目が覚めた。
風邪は引いてないみたいが、声が出なくなった。
こういうふうになったのは、日本に来てから初めて
でも、心は暖かい何かを感じる。
それは、東京にはいつでも温かく迎えてくれるLという友達がいることを知ったから。
L、最高の思い出を一緒に作ってくれて、ありがとう~
[此贴子已经被作者于2009-1-5 13:25:23编辑过]
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posted on 2009-01-05 14:28
コンキ 阅读(225)
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