ふしぎ工房症候群 Episode.2「女性恐怖症なおします」语り:铃村健一
第一轨
日常で起こる些細で不可思議な出来事、それが人の思考と行動に影響を与えていく、過程と結末を知りたいとは思いませんか?この物語はあなた自身の好奇心と願望に基づいて構成されています。ともすれば見落としてしまいがちないつもの風景の中に、あなたが不思議工房を見つけることができるように、お手伝いしましょう。
第二轨
僕には誰にも言えない悩みがある、努力をした。解決の糸口を探して本も読みあさった(あさる、動詞の連用形につけて、その動作をあちこちで繰り返す)がとっても自己には移せなかった。このままでは人生お先真っ暗なのは間違いない。避けて通ることのできない問題であることは十分に分かっている。でも、無理だ。どうしても無理なんだ。僕は僕は女性恐怖症なんだ。生まれてこの方女性というカテゴリーに分類される人たちとまともに口をきいたことがない。カテゴリーと言ったのは例えゲイ(扮女装同性爱的男人)だろうがニューハーフ(扮女装同性爱的男人,特指做过性变手术的人)だろうがすこしでも女性を感じさせるジャンルの人たちとはまともに目を合わせることすらできない。理由は分かっている。僕は一人っ子だったせいもあって、幼いころから部屋に閉じこもることの多い生活を送ってきた、正確的に人とかかわることが苦手で、その反面、一人でいることが好きだった。誰にも邪魔されない空間、自分の部屋でゲームをしたり、マンガを読んだり、テレビを見たり、パソコンをいじる。それだけで、僕は十分に幸せだったんだ。高校は男子校で、特に仲間とつるむこともなく、僕は一人の世界を満喫してきた。ところが、それ以降の人生はそれだけでは済まない事にようやく気付いたのである、僕にとってもっとも驚異的な女性という存在に。大学に進学して、僕の環境は一変した。それまで女性と言えば、母親としか口をきいたことのない僕はいきなり共学という世界に飛び込んだ。しかも何の考えもなしに入った映画研究会に自己紹介で、僕は失態を演じてしまった。女性がたくさんいる。それだけで、免疫のない僕は圧倒されてしまった。正確には免疫のないことに初めて気づいてしまったんである。大学生は乗りがいい、その場でしどろもどろになってしまった僕は全員の笑いものになるといういまだかつて経験したことのない屈辱を味わい、おまけに赤面恐怖症なる病まで、発症するに至った。ついには、女性恐怖症の烙印までをされ、僕は逃げ帰るようにサークルを後にした。事件はこれだけでは済まなかった。自宅に向かう電車の中で、あろうことか、僕は痴漢に間違えられてしまったのである。鉄道公安局の人たちに途中下車させられ、警察の人たちがやってきて僕は長時間にわたって厳しく詰問された。白状しなければ家に返してもらえない。その恐怖感から僕はついにやってもいない痴漢を認めた。翌日、そのことがどうして知れたのかすでに学校中の噂になっていて、この日から女性の白い眼にさらされる過酷な日々が始まった。僕はサークルもやめ、ひたすら目立たないようにすることで、自分を守ることに懸命になった。自宅では好きなパソコンに熱中する一方、学校との往復には細心の注意を払った。将来の目標をシステムエンジニアと定め、できるだけ人と会話しなくてすむ、とりわけ女性のいない職場を目指した。そんな僕の自己防衛的な人生設計は社会人になるときに、いったんは成功したかに見えた。しかし、女性恐怖症が再発(さいはつ)するきっかけはいども簡単にやってきた。入社式の当日、新入社員の半分以上占める女性の姿に遭遇して愕然とした。わざわざ大手を避け、エンジニアだけが集まるような小規模な会社を選んだのに、これはいったいどうしたことか。あとで聞いた話だが、社長の意向で、この年からは女性の育成に力を入りはじめたということだった。女性のいない職場を目指していた僕の人生設計は出だしからもろくも崩れ去った。学生とは異なる社会人、簡単に逃げ帰るわけにはいかない。僕は覚悟を決めた。何とか乗り切らなければならない。しかし、その日の新歓コンパが悪夢の再現になろうとは、その時点での僕には想像もつかなかったのである。本当は参加したくなかったが、仕事の宴場であればやむを得ない。新入社員十名の内、七名が女性というそのコンパで、僕の女性恐怖症が露呈するのである。居酒屋の個室を借り切った空間の中で、僕はなるべく目立たない、一番端の席を選んだ。二時間我慢すればいい。そうすればさっさと家に帰ってゲームをしよう。ところが、僕の思惑(おもわく)はあっという間に打ち砕かれてしまった。全員参加の二次会という恐ろしいイベントに、躊躇(ちゅうちょ)する僕に、先輩が言った。「お前、まさか一人だけ帰って、雰囲気を打ち壊すつもりじゃないだろうな」と。もともと酒はあまり飲めない。酔っ払いの集団の後を、しらふでついて行くだけの僕は、いやな想像にさいなまれていた。この集団が行き着く先は。
posted on 2008-06-12 19:31
prettylj 阅读(95)
评论(0) 编辑 收藏 所属分类:
ドラマ听写练习
网摘收藏