天声人語翻訳チームが繁盛を誇る一方、朝日を遥かに凌ぐはずの読売「天声」コラム--「編集手帳」番組がどこか元気がない。
両新聞もパイの奪い合い商戦に、当の目玉コラムで読者を引き付けようと必死のようだが、HJサイトでもどっちいくか迷う利用者がいよう。番組の運営にボランティア精神だけに頼るHJサイト、いつまで長続きするのだろうか。
相変わらずヒマを弄んだ今日、久し振りに「編集手帳」を開き、若者自殺の厳しい現実に果敢に立ち向かった編集者の姿にしばらく立ち竦んだ。「自殺」の話題をこれまで目を背けてきた日本社会の現実を知っているからだ。それは多分、根を掘り返せば「敗戦」や「犬死」などと言った言葉に代表されるような、日本人の心の奥深いところに潜む「死の美徳」観念に辿り着くのかも知れない。
かつて親しい日本人の友人にこんなぶっきらぼう的な質問を投げたことがあった。「自殺者を悪者扱いしない日本の風土がどうかと思うね」と。あくまで一個人の「説」に過ぎないのかもしれないが、何故イジメ自殺がこんなにも多いのか、まして「一家心中」のような理解し難い死に方まで日本が独占してきたのか、知りたい。が、日本人は皆厄病神から逃れようとばかりに、誰も真正面から応えようとしなかったのだ。
自殺行為に対する社会的プレッシャーといえば、わが国では絶対悪のような共通認識があるのに対し、日本では「個人の自由」と言って成否判断を避けようとしたはっきりしない態度が、どうも多くの日本人に共有されているように見えてしまう。
若者の自殺は決して対岸の火事ではない。飽食世帯の我が子もいよいよ危険年齢に達している。ゲーム、ケイタイにアイポッド、先鋭デジ製品にブランド服。ありとあらゆる「楽しさ」を前払いし過ぎた後には、萎えた青春の日々だけが消費されていく。「失われた世帯」が我が「90後」に早くもやってきたことだろうか。
「編集手帳」の最後の言葉を借りて自分に勇気を付けようと。
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硫化水素自殺 巻き添えの被害も深刻だ(5月4日付・読売社説)
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/
1.なぜ、こうも命を軽んずるのだろうか。有毒の硫化水素による自殺が相次いでいる。
中・高校生もいる。多くは未成年や20代の、まだ若い人たちだ。
インターネットの、いわゆる自殺サイトが、この連鎖的な現象の誘因になっている。
为什么这么轻生呢。这些天接二连三地发生着用硫化氢自杀的案件。其中也有中学生和高中生。多半都是些未成年的孩子或20来岁的年轻人。
2.手をこまぬいているわけにはいくまい。自殺サイトを社会悪と位置づけ、ネット上から排除していく必要がある。
对此(我们)不能坐视不管。应将宣扬自杀的网站定位为危害社会的,逐步从网络中驱逐出去。
3.見逃せないのは、巻き添えによる二次被害だ。
我が子を助けようとした母親や父親が死亡したケースもある。同じ団地に住む住民らが、病院で手当てを受けたり避難したりする事態も生じている。
自殺しようとする当人は、周囲に深刻な被害を及ぼす可能性までは考えないのだろうか。
不可忽视的是由自杀者引发的次生灾害。
有父母为了救自己的孩子而死亡的案例。也有住同一小区的居民到医院接受治疗或到医院避难的情况。想自杀的人大概不会去想由于自己的死会对周围产生多么严重的危害吧。
4.異臭を感じたら、まず風上に避難する。そして、速やかに通報するよう、警察や消防は呼びかけている。発生源を突き止めようとする行動は禁物だ。
警察局和消防署呼吁大家,闻到异味时首先应该往上风方向避难,而后迅速报警。千万不可冒然地去寻找异味的发生源。
5.警察庁は、硫化水素で自殺に誘う書き込みを「有害情報」に指定した。こうした情報をネット上で見つけたときは、接続業者やサイト管理者に削除を要請するよう全国の警察本部に通達した。
これも、二次被害の多発を重く見たためだ。
警察厅将使用硫化氢诱导别人自杀的帖子指定为“有害信息”,并发文到全国各地的警察本署指示凡在网上一经发现上述有害信息,应立即通知网络运营商或网站管理单位要求删除该信息。这也是从重视多发性次生灾害而采取的措施。
6.ネット上には、警察も把握が不可能なほど自殺サイトがあふれている。しかも、情報はコピーされて増殖していく。
これまでも、自殺に結びつくような書き込みは削除を要請してきたが、応じるのは2割程度という現実もあった。
网上有关自杀信息的网站已经多到了警察根本不可能掌握的程度。并且这类信息被不断复制在自我繁衍。(警察局方面)至今为止也曾要求删除有可能导致自杀的帖子,但现实情况是响应要求的仅占两成左右。
7.「表現の自由」との兼ね合いもあり、強制的に削除することはできない。
しかし、ネットが無法空間のようになっては、規制強化の声が高まるだけだ。ネット業界の取り組みも問われている。
(上述做法)也会和“言论自由”相抵触,无法进行强制性删除。但网络如果变成想做什么就能做什么的地方的话,其结果只会使要求制定法规强化管理的社会呼声进一步高涨。网络业界如何应对这个问题也在接受舆论的考验。
8.それにしても、自殺した人たちには、どんな悩みや動機があったというのか。若いうちほど、やり直しはきくものだ。少し時が過ぎるのを待てば、何でもなかった問題だったかもしれない。
说了那么多,但走上自杀之路的人们到底抱有怎样的烦恼与动机呢?越是年轻的时候不越是有重新开始的机会吗?也许稍稍等待一下让时间过去的话,过后想想或许根本就不是什么问题呢。
9.自殺サイトで一緒に自殺する仲間を募り、集団で自殺するケースも起きている。
死は取り返しがつかないことなのに、ゲーム感覚のようだ。ネットの怖さでもあるだろう。
网上也出现了在自杀网站上寻找愿意一起自杀的伙伴进行集体自杀的案件。死者不能复生,怎能像玩游戏似的(如此轻率呢)。这也是网络的可怕之处啊。
10.次々と手段を変えながら、流行現象のように若者が自殺する社会は、健全ではない。その背景も社会全体で考える必要がある。
年轻人像是赶时髦似的不断变着花样去轻生的社会是不健全的,对于(造成这种社会现象的)其背景,全社会都应当好好加以思索。
posted on 2008-05-04 17:15
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