デスノート(3)



ICPOの皆様、Lです。犯人は複数であれ、単独であれ、日本人である可能性は極めて高い。
キラ、お前がどのような考えでこのようなことをしているのか、だいたい想像は付く。しかし、お前のしていることは、悪だ。
こ、こいつ、私を殺してみろ。
僕は正義だ。
何だ、これは。すごいことになっているぞ。
世の中の弱いものを救い、誰もが理想とする新世界の神となる男だ。
L、
キラ、
必ずお前を捜し出して、始末する。
僕が、
私が、
正義だ。

では、一般情報。
はい、今日まで電話などによる一般からの情報は三千二十九件あり、そのほとんどは野次馬的なものばかりですが、「キラ」を知っている、「キラ」を見たという情報が十四件あります。一つ一つ丁寧に対応して記録しましたが、報告書のとおりで、信憑性のあるものは無しと言っていいと思います。それから、ほかに「自分がキラである」と言ってきたものが二十一件あります。すべての可能性を捨てず、その二十一人全員の調書を取ってファイルしています。
ん、では、次、被害者。
はい、今まで明らかになった被害者と思われる心臓麻痺死者の全ては日本で情報を得ることが可能だったものと裏付が取れました。そして、Lから特に調査を要望されていた死亡推定時刻ですが、日本時間の平日午後四時頃から深夜二時、特に午後八時から午前零時がその六十八パーセントです。そして土、日、祝日は午前十一時から深夜までかなりのばらつきがあります。
非常に興味深い情報です。若しかしたら、その死亡推定時刻から犯人は学生である可能性がありますね。根拠はまだあります。犯罪者ばかり殺していることから犯人は彼なりの正義感に基づいて行動している。若しかしたら、神にでもなるつもりなのかもしれません。これは非常に幼稚な心理と言わざるを得ません。これはあくまでも可能性の話です。しかし、学生が犯人なわけがないと言った固定観念は捨ててください。あらゆる可能性を摸索すること、それがキラ逮捕への近道になるはずです。捜査報告を続けてください。
何かほかに気付いたものは?
あ、はい。
何だ、松田?
あ、これは、キラを肯定する意味では絶対ありませんが、この数日、世界的に特に日本でですが、強盗以上の凶悪犯罪が激減しています。
まあ、当たり前といえば当たり前の現象かもしれんな。ほかには?
今日の捜査報告はこんなところです、L。
お疲れ様です。また少し犯人に近付けた気がします。そして、また注文で申し訳ないのですが、特に被害者班、行動班、インターネット班に犠牲になったものは日本でどのような報道のされ方をしていたのかを、もう一度よく調べていただきたい。知りたいのは犠牲者の顔写真や映像が出ていたかどうかです。よろしくお願いします。

局長、
ん?
随分とお疲れのようですね。
や、悪いな。ここのところを、徹夜続きだからな。
犯罪が減っているって発言、考えてみれば皆は分かっていることなのに、すみません。
何を言ってるんだ、どんなことでも事実はどんどん発言しよう。人が言い難そうなことなら尚更だ。もっとも、「犯罪を減らした」功績を称えてキラを表彰しようなんて続いたら、問題発言になったかもしれんかな。
ま、まさか、あの殺人鬼を?
ハハハハ、冗談だ。

さすがお兄ちゃん。
て、お前自分で理解できたのか?
え?ん、まあまあ。
あ、お父さん、帰ってきたみたい。
あなた、お帰りなさい。
ん。
今日は早いね。
ホイ、最後の問題ぐらい自分で解いてみろよ。
ご飯の後でね。
まったく。
妹の勉強の面倒なんて余裕あるな。
あ、僕には警察が動いても戦える一つの自信があるからね。
お帰りなさい、父さん。
あ、ただいま。

ライト、勉強のほうはどうだ?
ん、まあまあだよ。
いつもどおり学年トップ。自慢の兄です、はい。
自慢の息子です、はい。
父さん、疲れてるみたいだね。
あ、詳しいことは言えないが、今回の事件は難しいからな。
なるほど。

父親が警察の人間、それがお前の自信というわけか、ライト?
あ、自分のパソコンから何の痕跡も残さず父さんのパソコンに侵入することさえできるよ。捜査状況は常に把握できるんだ。きた。
警察はすでに犯人は学生でないかと疑い始めているな。
やばいじゃないか、ライト?
名前の後に四十秒以内に死因を書くとその通りになる。死因を書かなければ、全てが心臓麻痺となる。死因を書くと、更に六分四十秒詳しい死の状況を記載する時間が与えられる、だったね、リュウク。
それはどうした?
つまり、心臓麻痺という死因を書けばその後に死の状況あるいは死亡時刻なども書けるわけだ。また少しリュウクを楽しませてあげられるかもね。

ん、どうした、148番。しっかりしろ。

何?ま、また昨日も心臓麻痺の犠牲者が二十三人?
は、はい。
一昨日の犠牲者も二十三人。きっかり一時間おきに一人ずつ。
平日に二日もこれが続くということは。
犯人が学生と線は怪しくなってきたな。
いや、学校を二日休むなんて、誰でも。
そうではない。確かに学生の線はうすくなりました。が、キラが言いたいことはそんなことではない。なぜ一時間おきなのか?そして、なぜ犠牲者が死んだらすぐに分かる刑務所内の犯罪者に限られているのか?キラはこう言っているんです。「自分は死の時間を自由に操れるもんだ」と。
しかし、妙だ。キラは学生かもしれないという疑いが生じたと当、それを否定するような殺人が起こった。偶然か?いや、それにしては、タイミングがよすぎる。キラは警察の情報を知っているということか?これは明らかに私への挑戦。

今頃Lのやつ、焦ってると思うよ。こういう時のためにわざと残してある犯罪者がまた五十人はいる。
おー?
そして今回のことでLは警察関係者を疑い始めているはず。

キラは捜査本部の情報を得る手段を持っている。この事実を素通りもできない。キラの本当の狙いは何だ?やつは何をしようとしている?

でも、分からないな。学生の線を消すより、警察に精通していると思われるほうがよっぽど不利じゃないか。
その答えはLを捜し出し、始末するなんだ。
どういうことだ?
この人間社会で、本当に信頼し合ってる人間なんて本のわずかです。それが警察と言う枠の中でも、ましては警察とL、信頼関係なんて最初からないん人し、顔も名前も分からないやつを信用できるか。僕に捜査状況がもれたと知ったLは、警察内部から僕への糸口を掴もうとするに決まっている。そうなれば、警察だってLに対して黙っていないのは時間の問題だ。Lと警察は表面上は協力し合い僕を捕まえようとしている、しかし、裏では、Lは警察を調べ、警察はLを調べ出す。Lを捜し出すのは僕じゃない、警察がLを突き止める。そして、僕がLを消す。

何だ、これは?
見ての通り、辞書です。ほかの事件に回していただくか?それができなければ、警察を辞めます。
な、なぜだ?
なぜって、命が惜しいからですよ。
Lの推理ではキラは超能力のようなもので、直接手を下さず人を殺せるでしたね。
私がキラなら、自分を捕まえようとする人間は殺します。
捕まれば、自分が死刑ですからね。
前にLはテレビでキラに私を殺してみろとスタントプレーまがいことをして見せたじゃないですか?でも、Lは自分の名前どころか顔すら出していない。そしてこの間Lが私たちに命じたのは犠牲になったものが日本でどう報道されていたか、犠牲になった犯罪者の顔が写真や映像で出ていたかどうかです。
その通りでした。犠牲者は全員日本の報道で顔が確認できたものでした。私たちは誰かとは違って、警察誓書という写真の入った身分証明書を持って捜査しているんです。堂々と顔を仮さず。
私たちは、キラに何時殺されてもおかしくない。
これが部署移動を希望する理由です。失礼致します。
お、おい、君たち、待ちたまえ。

ん?
え、先ず、この問題の解き方の発想ですが、エックス二乗、イコール、ラージエックス、解いてなれる、ラージエックスの二次方程式が次の二回を模すことを示しと言う方法で考えます......

FBIには四個月前から日本に入ってもらい、警察関係者を調べてもらっています。
それがこのリストだな。
はい。
警察の中だけでも、キラの捜査情報を得られたものは141人、しかしこの141人の中、あるいはその身近なところに、必ずキラはいる。

ライト、ちょっといいか?
極力、外では話し掛けるなって言っただろう。何度言えば分かる?
じゃ、一方的に話すぞ。聞きたくなかったら耳でも塞げる。オレはライトが嫌いじゃないし、ある意味最高のやつにノートを拾われたと思っている。なぜなら、ノートの最後かライトの最後を見届けなくてはならないからだ。しかし、オレはライトの味方でもLの味方でもない。
分かっていたよそれぐらい、リュウク。
だからオレはライトがやっていることが正しいとか正しくないとか、そんなことはこれからも一切はない。もっとも同居人としての口出しはするがな。
どうしたんだよ、リュウク。いまさらそんなことを言い出して、らしくないぞ。
だから今から俺が言うことはキラの味方として言うのではなく、俺自身が気持ち悪いから言うんだが。
回りくどいな。
へへへへ、ずっとお前をつけている人間がいる。
目障りなんだよ、この男、あいつにはオレは見えていないが、いつもお前の後ろにいる俺としては、常に見られている気分が......
それは邪魔だな。なるべく早く消してやるよ、リュウク。

何者だ、一体?Lが警察を疑い出したということか。警察を調べるのなら、相当の人数のはずだ。仮に五十人で調べたとしても僕がキラだと疑われる可能性は先ずない。僕はただの受験生にしか見えていないはず。しかし何個月も回っておけば可能性はゼロではなくなるかもしれない。先ずはその尾行者の名前だ。それが分かれば全て処理できる。
ライト、いいこと教えてやろう。死神とデスノートをもった人間とでは二つの大きな違いがある。なぜ死神がデスノートに人間の名前を書くか、知っているか?
僕が知るわけないだろう。今日は随分お喋りだな、リュウク。
死神は人間の寿命をもらっているからだ。
あ、寿命をもらう?
人間界で普通に六十歳まで生きる人間を四十歳で死ぬようにノートに書く。六十引く四十イコール二十。その人間界での二十年という時間が死神の寿命にプラスされるんだ。だからよほど怠けていない限り頭を拳銃で打ち抜かれようと心臓をナイフで刺されようと死神は死なない。しかし、ライトがデスノートに人間の名前を書いてもライトの寿命は延びない。これが死神とデスノートを持った人間との違いだ。
へん、人間にとっては死神の新設だね。ちょっと面白いよ。
二つ目の違いはたぶんライトにとってもっと面白い。寿命を延ばすのではなく縮める話だがな。
しじめる話。
死神は人間の顔を見るだけでその人間の名前が分かる。なぜだか分かるか?死神の目には人間の顔を見るとそいつの名前と寿命が顔の上に見えるんだ。
名前と寿命?
勿論、今俺の目にはライトの名前と寿命が見えている。人間の時間に直すと何年かはっきり分かる。勿論、そんなことは口が裂けてもいえない。ここまで口の裂けている俺でもな。だから、死神は殺すやつの名前が分からなくて困ることはないし、その人間を殺せば自分の寿命がどれだけ延びるかがはっきり分かる。目が違う。それがオレとライトの決定的な違いだ。そして死神は自分の落としたノートを拾った人間の目を死神の目にしてやることができる。古くから伝承されてきた取引をすれば......だ。
取引?
死神の目玉の値段はその人間の残りの寿命の半分だ。
残りの寿命の半分。
あ、つまり後五十年生きるとすれば二十五年。あと一年なら半年だ。
そして、キラとLのどっちの味方もしないから、僕の殺したい人間の名前が見えても教えない。つまり、リュウクの力を借りることはできない。そう言いたいんだな。
あ、それは死神界の規定でもあるからな。もう一度言うぞ。残りの寿命の半分で死神の目にできる。
そうすれば、顔を見ると全ての人間の名前が分かる。よりデスノートを使いやすくなるというわけか?
さあ、どうする、ライト?

<続く>

 

 

 

 

 

posted @ 2008-11-24 04:54 latte 阅读(27) 评论(0)  编辑  收藏 所属分类: ★动漫<死亡笔记> 网摘收藏

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