パントマイムの神様、マルセル・マルソーは舞台の外では多弁だった。「マイム役者にしゃべらせちゃいけないよ。止まらないから」という軽口を、AP通信の追悼記事が伝えている。
パントマイム
哑剧
かみさま【神様】
(1)〔神〕(2)〔超人・名人〕
たべん【多弁】
能说会道
かるくち【軽口】
(1)[じょうだん]
诙谐语
(2)〔おしゃべり〕
84歳で逝った「沈黙の詩人」は、芸術性を削らずに無言劇を大衆化した。観衆はマルソーの指や目を追い、演者も客の感性を信じて指や目を動かす。そんな濃密な意思疎通が、言葉の不在を埋め、お釣りがきた。
かんせい【感性】
(1)〔感受性〕(2)〈哲〉
感性
(3)〔機器の〕
灵敏度
そつう【疎通】
疏通,沟通
のうみつ【濃密】
浓厚而细腻
お釣りがきた
鱼上钩、引申为达到效果、取的成功
(
参考别人译文
)
マイムとは逆に、政治は言葉がすべてだ。その言葉がどうも貧しい。最近の首相でも、小泉氏は短い断定で大衆をけむに巻いた。安倍氏は肝心な時に説明を避け、病院から小声で別れを告げた。福田康夫氏にはぜひ、言葉を大切にする政治をお願いしたい。
けむに巻く
用大话骗人
かんじん【肝心】
[最も重要な]
つげる【告げる】
(1)〔知らせる〕
政治姿勢は人事に表れる。自民党の伊吹幹事長は「テレビ討論に強そうだから」と起用されたらしい。再任や経験者をそろえた新内閣も、国会論戦をにらんだ布陣と聞く。来るべき総選挙まで、衆目の中で与野党が議論を尽くし、対案を出し合う「有言劇」を見てみたい。
そろえる【揃える】
(1)〔均一に〕(2)〔集める〕(3)〔対にする〕
にらむ【睨む】
(1)〔するどく見つめる〕(2)〔注目する〕(3)〔予想する〕(4)〔目をつける〕
民主党の小沢代表は、口より腹や腕を駆使して政界を渡ってきた印象がある。安倍氏との党首討論は期待外れだった。政権を狙うのなら、国民の前に進み出て、自身の弁舌で世論をうねらせる努力が要るのではないか。
世論をうねらせる
引导舆论
(
参考别人的译文
)
言葉に頼らぬマルソーの芸は、軽やかに国境を越え、世界中で愛された。ひとたび顔を白く塗った役者は「動きの人」に徹した。政治のプロたちにも、この潔さがほしい。それは、本職の舞台で「言葉の人」を貫き通すことである。
ひとたび【一度】
(1)〔いちど〕(2)〔いったん〕
てっする【徹する】
〔貫きとおる〕
いさぎよい【潔い】
(1)〔潔白〕(2)〔思い切りよい〕
posted @ 2007-09-26 11:40
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