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问题:
私は、大学時代、テニスの選手だった。下手なプレーヤーであったが、テニスで学んだものは数限りない。そのなかで、私にとって最も大きなものは、<( ① )>ということだった。どんなに悔しくて、頭のなかが真っ白になりつつ(注1)逆上していても、勝った相手を(注2)讃えて、握手をしなけゼぱない。これは簡単なことではない。 あるとき、私は大(注3)接戦の末に負けた。(注4)マッチポイントを三つも握りながら、逆転負けした。私は、ネットを挟んで、②対戦相手と握手をし、ラケットを小脇にテニスコートから出た。 そして、コーチのところへ行き、 「相手が(注5)一枚うわてでした」(注5)と言った。すると、コーチは、私の頭をラケットの柄で殴り、「負けたのは、相手が強かったからか?違う。お前が弱かったかち(注6)負けたんや。相手(注6)が強いなんて言うのは、負けたのを、相手のせいにしてるんや」と叱り、さらに、こう怒鳴った。 「ゲームが終わって、相手と握手をしたときの、お前の顔は、いったい何や。相手の顔から(注7)目をそむけて、ただ手だけ出しやがって。お前、いったい、何のために、テニスをやってきたんや。もう(注8)いっぺん、相手のところへ行って、心からの笑顔で、「おめでとう」って言ってこい。それができんのなら、もうあしたかち部室に来るな。テニスなんか、やめてしまえ」 泣きそうになりながらも、③私はコーチの言うとおりにした。 (宮本輝「生きものたちの部屋」による)(注1)逆上する:激しい悔しさや怒りなどのために興奮して心の落ち着きを失う(注2)讃える:すぐれているとほめる (注3)接戦:お互いに同じ程度のカをもっているため、勝敗がなかなか定まらない戦い(注4)マッチポイント:テニス・バドミントン・バレーボールなどで、試合の勝敗が決まる最後の1点(注5)一枚うわて:技能・学問・知識などが他の人より少しすぐれていること(注6)負けたんや:(関西地方で言い使う)(注7)目をそむく:視線を避ける (注8)いっぺん:1度、1回
问题:( ① )に入る最も適当なものはどれか.
选项:
コーチの指示に従う
本心を見せない
接戦を制する
まけを認める
问题:②「対戦相手と握手をし」とあるが、筆者はとのように握手をし九のか。
相手を讃えてほほえみながら握手をした。
相手の顔をちゃんと見ずに握手をした。
相手の手をしっかり握って掘手をした。
悔しいので相手をにらんで握手をした。
问题:コーチが筆者の頭を殴ったのはなぜか。考えられる理由として最も適当なものはどれか。
筆者が自分が負けたのは相手がうまいせいだと弁解したから
筆者が試合の後に逆上してテニスコートを出てきたから
筆者が力を込めずに手だけ出すという形で握手をしたから
筆者がマッチポイントを三つも握っていたのに負けたから
问题:③「私はコーチの言うとおりにした」とあるが、何をしたと考えられるか。
自分が弱いから負けましたとコーチに言い直した。
相手のところに行って笑顔で勝利を讃えた。
次の日からテニスの試合に出るのをやめた。
しばらく部室に近寄らないようにした。