欧州路線の飛行機だったか、安全ベルトが回りきらない肥満男性と乗り合わせたことがある。継ぎ足しベルトのお陰で離陸できたが、今度は座席テーブルが腹につかえて水平にならない。傾いたままの機内食を、彼は手慣れたしぐさで平らげた。
しぐさ 动作,举止,态度
平らげる「たいらげる」吃得精光;平定,征服
那是飞往欧洲的航班吧,笔者曾和一位扣不上安全带的肥胖男子同乘一班飞机。靠着加长的安全带飞机总算正常起飞,但接下来座椅前的小桌子又被腹部抵住,无法放平。这名男子就这样在斜斜的桌子上,以满不在乎的态度将飞机餐一扫而光。
職場の健康診断にウエストの測定が加わるらしい。生活習慣病を招くメタボリック症候群対策で、厚生労働省が来春からの義務化を決めた。経営側は「従業員の内臓脂肪まで面倒見ない」と抵抗したが、押し切られた。
代謝症候群(メタボリックシンドローム、metabolic syndrome)とは、内臓脂肪型肥満(内臓肥満・腹部肥満)に高血糖・高血圧・高脂血症のうち2つ以上を合併した状態。
据说职场健康检查中要加入腰围测量。为了应对招致生活习惯疾病的代谢症候群,厚生劳动省决定明年春天开始作为义务实施这项决定。虽然用人单位方面反对说:“我们没办法连职员的内脏脂肪都照顾到”,但被驳回。
男性は腹囲85センチ、女性は90センチ以上でメタボの疑いという。飛行機に普通に乗れても安心できない。同僚の目もある職場健診で、ここを巻き尺が一周するかと思えば、腹より心がへこむ。
男性腰围超过85厘米,女性超过90厘米即疑为代谢失调。即使能正常乘上飞机也不能放心。想想若职场健康检查中,在同事们的注视下,用卷尺围绕腰部一周这样的事,比起腰围缩小,心情才更低落。
堂々たる腹囲はかつて、物心両面の余裕の証しとされた。いわゆる太っ腹だ。食べるのがやっとで、体力を浪費できない貧しい国ではいまも、「栄養の黒字」を示す肥満は財力のシンボルだ。
黒字「くろじ」黑色的字;盈余
大腹便便曾经是物质精神两方面都很充裕的表现。也就是人们常说的“将军肚”。即使现在,在一些食物勉勉糊口、不能浪费体力的贫穷国家,表示“营养富余”的肥胖一词仍是财富的象征。
訳書『いじわるな遺伝子』(NHK出版)は「食欲とはその昔、食べ物が豊富にあるなど考えられなかった世界で築かれた本能」だと説く。食糧を求めて山野を駆けめぐる必要がなくなり、運動不足が叫ばれる社会になっても、人間の本能は変わらない。スキあらばエネルギーを蓄え、節約する「怠惰の遺伝子」が脈々と受け継がれている。
译作《都是基因惹的祸》(原书名:Mean Genes,NHK出版)中提到“食欲是古来,无法想象有丰盛食物的世界所构筑之本能”。即便如今不必为了找寻食物而奔走于山野,亦已进入被批运动不足的社会,人类的本能也没有改变。饿了就要积蓄能量、节省体力的“懒惰基因”正一脉相传。
腹回りを国が心配してくれるとは豊かさの極みだが、医療費は膨らみ続ける。もはや、国を挙げてヒトの本能に逆らうしかないのだろう。勝つのは国家か、遺伝子か。思えば壮大な実験である。
国家为我们担心腰围问题虽是物质极其丰富下的产物,但医疗费也持续增长。已经到了只有举国上下集体反抗人类本能的时候了吧。最终胜利的是国家,还是基因?想想都是壮观的实验。
PS:多运动,减肥……
posted @ 2007-05-16 15:11
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