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光:負けました。 亮:以前の君に神の一手を見たとさえ思ったのに。
ネットに潜む棋士
これで、如何だったかね?単に付いた方が良かったのかな。でも、こちから、当てられたら。
亮先生がプロ試験が受けるって?
え、騒がしい。
俺も今朝室井さんから聞いたんだ。本当なのかい?市河さん?
市河:えん。
え、本当なんだ。ブッグニュースじゃないか?こりゃ、来年から囲碁界が楽しみだ。いや、それにしても、突然だね、もう てっきり 今年も受ける気がないと思っていたのに。何かあったのかな?亮先生。
市河:さ、学校の囲碁部はどうしたんのって聞いてみたんだけど、亮君言わないから、もういいって。寄り道だったって。
あ、此方も頼むよ。
市河:あ、はい。
お、 NCC杯が放送が始まるぞ。
ただいま、年間購読していただくと購読料はお安くなっております。
最近でも、インターネットで碁を打つことも出来ます。一度お試しになられていかがでしょうか?
筒井:ええと、二十九、ここだ。
光:でも、こんな遠くから、対局を見て、面白いの?筒井さん。
筒井:プロの人が大盤を使って、一手一手解説してくれるんだよ。
光:え?横で、そんなお喋りされて、対局する人たちうるさくないのかな?
筒井:はは、楽しんでるんじゃない?
佐為:わ~大きな碁盤!
光:よかった、佐為の奴も楽しんでるんみたいだ。
筒井:そろそろ始まりみたいだよ。
会場の皆様、テレビの前の皆様、今日は。これより、第十四期 NCC杯トーナメント一回戦、第五局。藤澤紀碁九段と高田幸一七段対局を送りします。大盤解説は村瀬九段、聞き手は吉永二段です。では、早速対局に入っていただけましょう。さて、村瀬九段、今日の対局の見所いますと、どうような所になるでしょうね?
そうですね、藤澤九段は、名人リング本因坊リングと両方に席~~
光:佐為には悪いことしたもんな。塔矢との対局、結局俺が打っちゃって。(塔矢、試したい、自分で打たなきゃ、見えないんだ。知りたいんだよ、こいつと俺の差を?塔矢:ふざけるな。)あいつにも悪いことしたなあ。あんなに佐為と打ちたがってたのに。
ええん、なるほどね、いや、なかなか分かれたと思いますよ。で、次にこのあたり行くんでしょうか?
二十五秒、六、七、八、~~
四の十二~
あ、先生、あたりですよ。
僕のだてに解説の仕事をやってるないだよ?
光:ええ、でも、これからどうしたらいいんだ?佐為にも時々打たせてやりたいけど、こいつに打たせると、強いから、俺がまぐれ勝ちの王者になっちゃうしない。あ~
これは、厳しい戦いになって来ましたね。
十秒、一、二、三、四~~
四の十三~
うん、そこですか?
光:え?ありゃりゃ、全然見てなかった。
この石は取られちゃったのでしょうか?
え、しかし、これはこちからあたりのもあたかも知れませんね。ちょっとやってみましょうか?こうやって、こう、こう~
光:な~まだ見るの?筒井さん?
筒井:まだ見るのって、だって、対局はまだ
光:俺ちょっとロビーをうろ付いてくる。
筒井:ええ?
佐為:光?
光:だだじっと座ってるだけなんでもう限界。
佐為:そんな、はあはあ~~今日を楽しみにしてたのに、
光:佐為、ほら、碁の本とか売ってるぜ。あっちはパソコンで碁打ってるみたいだぜ。な、佐為、ちょっと覗いてみようぜ?
お父さんかと誰かと来たの?
光:うん。友達。
ヘイ、珍しいな、家にパソコンある?
光:ないけど。
ジャあ、インターネットとか興味ないかな?
光:インターネット?
今、この子はインターネットで対局してるんだよ。この子が黒で、ほら、今相手が白石を打っただろ。次にこの子が黒石を打つ。
光:ええ?そんなとこ打ったら、ほら。
何するんだ?これはテレビゲームじゃないだ。すぐ誤らないと。ええと、すみません勝手に中断してしま~あ~ ‘
光:何のに?手前、大石取られたから、勝手に切るな、馬鹿やろう。
先に書かれた。
光:わ~面白いれ。
向こうの人も子供かな?
光:子供、こいつ子供なの?
この言い方と言い、登録名と言い、子供じゃないかなと思っただけだよ。
光:登録名?
インターネットで使う仮の名前さ?
光: zeldaだか?子供もいるんだ。
インターネットは、顔も、年齢も、本名も、おもてに出ないから、分からないんだよ。子供だけじゃなくて、ほら、外国人だっているんだ。 JPNが日本、CHNが中国、CANがカナダ、USAにGER~。
光: NLDは?
オランダだよ。このリストの人達がお互いに対局を申し込んだり、申し込まれったりしているわけだ。手順や操作は簡単で、例えば、対局したいときには、ここ、こうやって、それから、こうやって、やってみる?
光:え、まだいや。それより、もっと使い方教えて。まず登録しなきゃいけないでしょう。
じゃ、このホームページに来るところから始めようか。
光:ええ!
まずごうして、ワールド囲碁ネットで入れって、検索するだ、そうする~
光:顔も、年も、本名も、分からない。これだ。
佐為:あお~
明:ごめんね、下手な相手させて。
三谷:別にいいさ。白がこう逃げると。
明:こうな?
三谷:えん。
三谷:そう。
明:ここでいいの、それでもこっち?
三谷:ここまで来たら、どっちでもいいよ。
明:これで、いいよね。
筒井:あれ、二人?進藤君は?
三谷:インターネットだってさ。
筒井:インターネット?早速。
明:早速って?
筒井:昨日進藤君とプロの公開対局を見に行ったんだよ、でも、じっと座ってるのに、飽きたって、途中で席立って出てっちゃってさ。
三谷:何だそれ?
明:光何やってだろ?
筒井:だから、インターネット、何で興味持ったのかは知らないけど、会場のロビーで、インターネット囲碁の紹介やってて、そこでずっと説明聞いてたんだ。プロの対局を見終わって、僕が出てくるまで。だけど、インターネットって、何処でやりに行ったの?
明:三谷君のお姉さんがバイトしてるお店で出来るんだって。
筒井:三谷の?
三谷:姉がインターネットカーフで、バイトしてるんだ。店の場所教えてやったら、飛んでったぜ。
明:筒井さん、変わる?
筒井:いいのに。
明:はい。
筒井:藤崎さん、碁少しが分かってきた?
明:え、今 シチョウ とゲッタ覚えたの。
三谷:ところで、もうすぐ夏休みだけど、囲碁部どうする?
筒井:僕は夏期講習があるから、ちょっと忙しいだ。
明:そっか、筒井さん受験生だもんね。光は先の様子だと、インターネットやってそうだし。
三谷:俺はまたあの碁会場でも覗いてみようかな。
明:あたしは光が前に打ってた囲碁教室に行って見ようかな。それで、二学期になったら、女子部員を集めるの、あたしも大会出たいもん。
筒井:個人戦なら、一人でも、出られるよ。
明:団体戦がいい、この前皆の見てて、そう思った。絶対団体戦のが面白いよ。
筒井:そうだね、海王には負けたけど、楽しかった。
三谷:団体戦って、いいもんだな。
明:え、ね、夏休みにも、週一回ぐらい集まるよ。
筒井:そのぐらいだたら、僕も来られるよ。
三谷:そうだな。
三谷姉:ワールド囲碁ネット、ここにアクセスすればいいの?
光:えん。
三谷姉:でも、あたしはパソコンは出来ても、碁のことはさっぱりわかないわよ。
光:大丈夫、対局の仕方は、俺が教わってきたから。
三谷姉:ワールド囲碁ネット、検索と、えと、これね。
光:えん、ここエクと世界中の人と碁が打てるだ。
三谷姉:世界中って、君英語出来るの?
光:英語なんか出来なくてもいいんだよ、碁打つだけだから。
佐為:光、昨日もこのような箱見てましたね、もっと ペッタンこ でしたけど。
光:えん、中身は同じだよ。
佐為:でも、いったい何をしようとしてるんです?
光:お前に好きなだけ碁を打たせてやろうと思ってさ。
佐為:え?光、今何と?
光:まあまあ、待ってなって。ね、三谷ってどこで碁を覚えたの?
三谷姉:死んだお爺ちゃんからよ、小学校のときは、碁の打てる先生がいて、よく打ってもらってたわ?卒業してから、碁会所に行きだし、祐輝って強いの?
光:強いよ、知らないよ?
三谷姉:そんなだ。君は?
光:俺?俺は普通かな。
三谷姉:普通の君がインターネットで世界中の人と碁打つの?
光:言うねぇ。
三谷姉:ごめん、ごめん、腕は関係ないか?ジャ、ここまでで、いいはね。
光:あ、ね?本当にお金いいの?
三谷姉:いいわよ、でも、内緒だからね。あと、私のいない日はだめよ。
光:えん。有難う。
三谷姉:帰るときは声をかけてね。
三谷姉:じゃあ。
光:ええと、まず名前だな。
佐為:ねね、好きなだけ。本当に?
光:名前は、 SAI、佐為。さ、いくぞ。
だから、来月一週間ほど、日本へ行ってくるよ。ママ。そう、国際アマチュア囲碁カップのアメリカ代表に選ばれたんだよ、僕は。あ、五十ヵ国くらいかな、ひとつの国で、代表は一名。僕は国内の予選で、 No.1になったんだよ。そりゃあそうさ、やっぱり、アジアは強いよ。日本、中国、それに、韓国。アメリカ?去年は八位さ、でも、インターネットで世界の碁のレベルはどんどん上がってきてるんだ。いつでも、強い相手と練習できるからね、逆に日本は今弱くなってるって噂だ。あ、頑張るよ。言ってる傍から、僕に申し込み相手、じゃ、ママ、体に気をつけてね。
佐為?初めて見る名前だ。お手並み拝見と行くか?
光:来た来た。
マスター?指導碁打ってもらいに?
ぅ~
マスターは来月の国際のアマチュア囲碁カップのために、インターネットで、特訓中なのよ。
残念、それじゃ仕方がないね
変わりに、あたしが相手してあげる。
はいはい、どういたしまして。
あたしたらじゃ、マスターの練習相手にならないもの。
去年に続いて、二年連続オランダ、代表だもな。すごいマスターは。
何がすごいって?去年は六位よ、六位よ。今年はアジアの一角を崩せるかもしれないわ。でも、本業の方は大丈夫なのかしら。こんな教室を開いちゃうくらい、囲碁に情熱傾けちゃって。
そうね、教授の助手なんて、首になるかもね。
マスター?
はは~そうか?プロだ。プロなんだ。そうだそうだ。インターネットは顔も名前も分からない。アジアのプロは時々 御ふざけ で、アマチュアに混じって、打つというのを聞いたことがある。
マスター?負けたんですか?
大敗だよ、あまりの強さに僕の心臓を破裂しそうだったよ。え?リストから名前が消えた?初めて見る名前だったな。ネットの仲間に、聞いても誰も知るまい。佐為か?何者なんだ?
光:面白かったな。
佐為:はい。
光:よし、夏休みは、これから、ネット碁遊ん毎だ。
佐為:え?毎日打たせてくれるのですか?
光:もう飽きるほど打たせてやるぜ。覚悟してるよ。
佐為:はい!