時代小説の池波正太郎は、書き損じの原稿を小さく切ってメモ用紙にした。「紙への執着」は昭和初めの幼少期からという。小遣いがあれば紙屋に走り、粗末なワラ半紙を買う。四つに切り、墨とクレヨンで紙芝居を作るのが無上の喜びだった
历史小说家池波正太郎把作废的草稿纸裁成便条纸用。"对纸的情愫"是从昭和初的少年时代开始的。他一收到零用钱,就跑到纸店买八裁粗糙的麦秆纸。他把纸裁成4张,无比快乐得用墨水和蜡笔画出连环画。
▼お年玉で「上等の、真白(まっしろ)な画用紙を二十枚も買うときの胸のときめき、豪勢な気分」が随筆に残る。そして「現代の家庭における紙類の氾濫(はんらん)」を嘆いた(『一年の風景』朝日文庫)
有关新年礼物,他在随笔中留下这样的文字"我去买20张雪白雪白的高级画纸时,心潮澎湃"。同时还感叹"现代家庭中的用纸太多了"(《一年の風景》朝日文庫)。
▼日本郵政の「再生紙はがき」で偽装が発覚した。全納入メーカーの品で、古紙の配合率が契約値を割っていた。日本製紙が納めた今年の年賀はがきは、40%混じるべき古紙が1%である。契約違反はコピー用紙などにも広がる
在日本邮政的"再生纸贺卡"中发现了隐情。所有供货厂家的贺卡都在废纸的混合比率上低于标准值。今年日本造纸供应的贺卡中,应该混合40%的废纸仅为1%。违反合同的行为也涉及到了打印纸等范围。
▼古紙が多いと白さを出しにくい。メーカーは品質を優先したそうだ。だが、官公庁は古紙率が高い再生紙を進んで買うべしと、法が定めている。資源保護の工夫につけ入る商魂が透けて見える
如果废纸混入的多,纸就不容易发白。生产者貌似优选纸的品质。但是,政府制定法律,规定应推广销售废纸率高的再生纸。可以透过生产者的利益,看到对环境保护的重视程度。
▼紙は7割が回収され、6割が再び紙になる。ただ、古紙の混ざり具合は製紙会社しか知らず、そこに「偽りの余白」が生じた。純白が紙の命だった頃なら、古紙を混ぜれば責められただろう。逆が不祥事になるのがエコの時代である
7成纸被回收,6成纸成为再生纸。只是,废纸的混合情况只有造纸公司知道,因此产生了"伪造的空白"。在那个时代认为纯白色才是纸的颜色,掺杂废纸肯定会被追究吧。相反,在环保时代,(减少废纸比率的行为)却变成违反合同了。
▼私信の習慣は、紙の大量生産が広めた。例えばドイツ人が1年に出す手紙は、19世紀半ばの1通強から世紀末には58通になった(『紙の歴史』創元社)。したためた思いを環境に優しい方法で伝えたいと、再生紙を選び取る人もいよう。ささやかなエコ意識をあざ笑う背信に、怒りを覚える。
书信习惯促使了纸被大量地生产。例如,德国人每年寄信的数量,从19世纪半的1封多增长到了19世纪末的58封(《纸的历史》創元社)。也有人想把传达的话通过保护环境的方式传递而选择再生纸吧。背信弃义地嘲笑渺小的环保意识,令人感到愤怒。
かきそんじ【書き損じ】写错的
はんし【半紙】(八裁)日本白纸
クレヨン 蜡笔
かみしばい【紙芝居】连环画剧
おとしだま【お年玉】新年礼物
ときめき 心跳
のうにゅう【納入】〈金銭を納めること〉〈物品を納めること〉
わる**【割る】((下になる))低于,打破 (某数额)。
¶100円を~/低于一百日元。¶10秒を~/在十秒以下.
ふしょうじ【不祥事】丑闻
したためる【認める】
posted on 2008-01-18 21:20
月夜花朝 阅读(58)
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译※天声人語
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