芸者と舞妓
日本(にっぽん)には、芸者(げいしゃ)や舞妓(まいこ)と呼(よ)ばれる女性(じょせい)がいます。
最近(さいきん)では、映画(えいが)「GEISHA SAYURI」などでも取(と)り上(あ)げられる程(ほど)、注目(ちゅうもく)されていますよね。
今回(こんかい)は、芸者(げいしゃ)と舞妓(まいこ)についてお話(はなし)いたしましょう。
芸者(げいしゃ)や舞妓(まいこ)と呼(よ)ばれる女性(じょせい)が登場(とうじょう)し始(はじ)めたのは、およそ300年(ねん)前(まえ)。
京都(きょうと)の祇園(ぎおん)が始(はじ)まりでした。
始(はじ)めは、お寺(てら)や神社(じんじゃ)の参拝(さんぱい)客(きゃく)、花見(はなみ)客(きゃく)の休憩(きゅうけい)所(しょ)としてできた茶店(ちゃみせ)や水茶屋(みずちゃや)でお茶(ちゃ)や団子(だんご)を出(だ)す仕事(しごと)をしていました。
ですが、昼間(ひるま)のにぎわいは夜(よる)も続(つづ)き、水茶屋(みずちゃや)では、茶(ちゃ)と団子(だんご)の代(か)わりに、酒(さけ)と料理(りょうり)を出(だ)すようになり、夜(よる)専門(せんもん)の店(みせ)もできるようになったのです。
そこで、店(みせ)で働(はたら)く女性(じょせい)が三味線(しゃみせん)をひいたり、舞(まい)を踊(おど)るようになることで、 更(さら)に街(まち)はにぎわっていきました。
これが今(いま)でいう「芸者(げいしゃ)」にあたる女性(じょせい)です。
その後(ご)も、茶屋(ちゃや)同士(どうし)の集客(しゅうきゃく)合戦(かっせん)は熾烈(しれつ)(しれつ)を極(きわ)め、やがて少女(しょうじょ)にかわいい着物(きもの)を着(き)せ、舞(まい)を踊(おど)らせるようになりました。
これが「舞妓(まいこ)」の始(はじ)まりです。
当時(とうじ)の祇園(ぎおん)には、お茶屋(ちゃや)はおよそ700軒(けん)、芸者(げいしゃ)と舞妓(まいこ)の数(かず)は3000名(めい)にものぼり、その活況(かっきょう)(かっきょう)は1920年(ねん)頃(ごろ)まで続(つづ)いたんですよ。
現在(げんざい)は、政界(せいかい)や経済(けいざい)界(かい)の、著名(ちょめい)人(じん)の交遊(こうゆう)の場(ば)としてその名(な)を轟(とどろ)かせる祇園(ぎおん)ですが、茶屋(ちゃや)の数(かず)は年々(ねんねん)減少(げんしょう)し、現在(げんざい)は100軒(けん)を割(わ)り込(こ)み、芸者(げいしゃ)と舞妓(まいこ)もたいへん少(すく)なくなってきました。
ただ、最近(さいきん)は京都(きょうと)ブームや、各(かく)メディアで取(と)り上(あ)げられたことから、舞妓(まいこ)志望(しぼう)者(しゃ)も増(ふ)え、積(つ)み重(かさ)ねられた伝統(でんとう)が、しっかりと受(う)け継(つ)がれているんですよ。
京都(きょうと)の宴席(えんせき)を華(はな)やかに飾(かざ)る芸者(げいしゃ)と舞妓(まいこ)。
いったい何(なに)が違(ちが)うのでしょうか?
その違(ちが)いは「妓()(ぎ)」としての修業(しゅうぎょう)期間(きかん)なんです。
多(おお)くの舞妓(まいこ)は中学(ちゅうがく)を卒業(そつぎょう)して「店(みせ)だし」と言(い)われる、舞妓(まいこ)デビューをし、その後(ご)、だいたい20歳(さい)くらいで芸者(げいしゃ)となります。
その間(あいだ)、京(きょう)ことばや舞(まい)、三味線(しゃみせん)などを勉強(べんきょう)し、芸者(げいしゃ)を目指(めざ)します。
ちなみに芸者(げいしゃ)には年齢(ねんれい)制限(せいげん)はないんですよ。
また、現在(げんざい)は、労働(ろうどう)基準(きじゅん)法(ほう)と児童(じどう)福祉(ふくし)法(ほう)により、舞妓(まいこ)になることができるのは15歳(さい)以上(いじょう)とされています。
京都(きょうと)の街(まち)をあるけば、美(うつく)しく化粧(けしょう)された舞妓(まいこ)に出会(であ)う事(こと)も多(おお)くありますが、実(じつ)は、この舞妓(まいこ)の格好(かっこう)して歩(ある)いたり、写真(しゃしん)を撮(と)ってくれるお店(みせ)も数多(かずおお)くあるんですよ。
だいたい1万(まん)円(えん)くらいで、舞妓(まいこ)に変身(へんしん)することができるので、京都(きょうと)を訪(おとず)れた際(さい)には、是非(ぜひ)一度(いちど)体験(たいけん)されてみてはいかがでしょうか?
そのときには、舞妓(まいこ)言葉(ことば)も使(つか)いたいものですよね。
簡単(かんたん)な言葉(ことば)では、「ありがとう」は「おおきに」
「すみません」は「すんまへん」
「どうぞお願(ねが)いします」を「おたのもうします」などがあります。
このような、独特(どくとく)の話(はな)し言葉(ことば)が聞(き)けるのも、昔(むかし)からの伝統(でんとう)が守(まも)られている証拠(しょうこ)なんですね。
今回(こんかい)は、芸者(げいしゃ)と舞妓(まいこ)をご紹介(しょうかい)しました。