ご家庭のアルバムで、お父さんの影は薄いかもしれない。撮った人は写らないのが写真だ。でも、シャッターに乗せた思いが画面に残ることはある。写真集『カンボジアの子どもたち』(連合出版)にそう教えられた。
也许在您的家庭相册里,父亲的影子不多见吧。相片照不了拍照的人。但是,快门承载的回忆可以留在画面上。写真集《柬埔寨的儿童们》(连合出版)让我知道了这一点。
戦乱と暴政を見つめてきた自然や遺跡を背に、黄金の笑みがはじける。体より大きいバナナの葉束を運ぶ娘、水牛の背の少年。99年から20回以上訪れた写真家、遠藤俊介さんへの信頼が、かぐわしい靄(もや)のように作品を覆う。
背对着一直以来注视着战乱和暴政的大自然和遗迹,(儿童们)绽放出黄金般的灿烂笑容。搬运比身体要大很多的成捆香蕉叶的少女,水牛背上的少年。(孩子们对)从 1999 年起去柬埔寨达 20 次以上的摄影家 —— 远藤俊介的信赖,像芳香的雾霭一样覆盖在作品上。
かつて戦場を記録した沢田教一や一ノ瀬泰造は、この地に散った。平和を撮る者に約束されていた豊潤な時は、しかし白血病に断ち切られる。今月半ば、写真集が枕元に届いた3日後、29歳の遠藤さんは一ノ瀬らのもとに旅立った。
曾经记录了战场画面的泽田教一和一之濑泰造,在这片土地上烟消云散。向和平的拍摄者承诺的丰润时间,却被白血病切断。这个月中,写真集送到远藤枕边的 3 天后, 29 岁的远藤起程前往了一之濑泰造的身旁。
婚約者の高瀬友香さんにお会いした。昨夏、カンボジアの勉強会で意気投合し、直後に病気が分かったそうだ。かの国で式を挙げる夢を支えにして、初の写真集に使うコマは病室で一緒に選んだ。
我去拜会了远藤的未婚妻高濑友香。听说,去年夏天两人在柬埔寨的学习会上意气相投,随即远藤就被查出罹患白血病。把在那个国度举行仪式的梦想作为支柱,两人在病房里一起挑选了使用在首本写真集里的照片。
「整理が苦手な人で、まだ膨大な画像データがあります。私たちの子と思い、個展などの形に育てたい」。後書きに「貧しいけれど笑顔のカンボジアを撮り続けようと決めた」とある。平穏の尊さを伝える仕事が友香さんに残された。
“他是个不善于整理的人,还存有庞大的画面数据。我想把这些数据当作我们的孩子,以个展的形式培育它们 ” 。写真集的后记里写着: “ 虽然贫穷,但我仍然决定要继续拍摄充满笑脸的柬埔寨 ” 。传达平静的可贵这一工作留给了友香。
本人の写真は奥付に1枚。子供に囲まれ、飛行機のポーズでおどけている。そしてもう1枚。表紙でほほ笑む少女の、とび色の瞳に小さく写り込んだ人影は、キヤノンEOSを構える。異国の、いくつもの柔らかな記憶の奥底に、遠藤さんは永遠の像を結んでいるはずだ。
写真集的末页附上了一张远藤本人的照片。他被孩子们围住,做出飞机的样子逗人发笑。此外还有一张。封面上,在微笑的少女茶褐色的瞳孔里,映入的微小人影举着 CanonEOS 相机。远藤应该是将永恒的影象结合在异国数个柔和记忆的深处。
posted on 2007-07-31 12:43
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